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熱中症対策の強い味方。スポドリの上手な飲み分け方

スポーツドリンクって二種類あるって知ってた?

なかのひと

今年の夏も全国で猛烈な暑さが続いています。熱中症にはじゅうぶんな警戒が必要です。熱中症対策のひとつとして欠かせないのが、「適切な水分補給」です。

皆さんは水分補給には何を飲んでいますか?

汗をたくさんかくこの時期は、スポーツドリンクを選ぶ方も多いと思いますが、カロリーが気になる、という方も多いのでは。さらに、スポーツドリンクには2種類あるのを知っていましたか?

そこで今回は、目的や状況によって2種類のスポーツドリンクと、水を上手に飲み分ける方法をご紹介します。

アイソトニックとハイポトニック

いわゆる「スポーツドリンク」としておなじみの商品は、アイソトニック飲料といって、人間の体液の浸透圧とほぼ等しく、糖質は4~8%程度。

もうひとつはハイポトニック飲料といって、運動中の体液の浸透圧とほぼ等しく、糖質は2.5%程度です。

どちらか分からない場合は、商品の栄養成分表示を見るようにしましょう。

糖質の記載がない場合は炭水化物の数字を参考にします。

例えば、100mlあたりの炭水化物が

6.2g→アイソトニック飲料

2.7g→ハイポトニック飲料

と判断します。

炭水化物は「糖質+食物繊維」なので、原材料に食物繊維が含まれていないかぎり、炭水化物の数字はほぼ糖質と考えてOKです。

スポドリと水の効果的な飲み分け方

アイソトニック飲料は、運動中のエネルギー源にもなるので、運動前がおすすめです。運動中や発汗しているときは体液の浸透圧が低下するので、体に水分をすばやく吸収させるためにハイポトニック飲料の方が効果的です。

従って熱中症対策としてはハイポトニック飲料を選ぶといいでしょう。最近では、ゼロカロリーのハイポトニック飲料もあるので、状況に応じて飲み分けるといいでしょう。また、アイソトニック飲料を薄めて飲んでもOKです。

一方、空調のきいた室内にいるときの水分補給はでも十分。飲み物によるカロリーのとりすぎを防ぐこともできます。

まだまだ夏はこれからです。

運動前はアイソトニック飲料、運動中や運動後はハイポトニック飲料。

それ以外の時は水。と、上手に飲み分けて、効果的かつカロリーコントロールもしながら水分補給をしっかりしていきましょう。

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