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ダイエットの天敵。天ぷらは選び方が大事!

油を吸いやすい食材ってあるの?

なかのひと

かぼちゃ、いんげん、なす、ピーマン。ゴーヤやみょうが、トウモロコシ・・・。そう、夏は天ぷらにぴったりの野菜がたくさんありますよね。

ざるそばやそうめんにもよく合いますし、セルフサービスのうどん店でも、揚げたての天ぷらがたくさん並んでいて、つい手が出てしまいます。

ただ、気になるのはそのカロリー。

カロリーが気になって諦めてしまう、という方も多いかもしれません。

ゼロカロリーとは行きませんが、選び方次第で、カロリーを抑えることもできます。

カロリー最上級。天ぷらの中でも避けるべきは・・・

天ぷらのカロリーを抑えるには、表面積の大きいかき揚げを避けること。

とうもろこしや枝豆のかき揚げは夏ならではのメニューですが、カロリーを気にしているならぐっと我慢。

かき揚げはせん切りや小さく切った材料をひとつにまとめるため表面積が大きくなり、油をたくさん吸ってしまいます。

ダイエット中ならかき揚げはパスするか、小さめのものを1個で我慢しましょう。

食材別の吸油率を知って賢く楽しもう

そこで、天ぷらの代表的な食材の吸油率を比べてみましょう。数字が大きいほど、たくさん油を吸う食材ということになります。(*)

12% えび、さつまいも

18% いか、きす、なす、かぼちゃ

23~24% ししとう、しいたけ

42% 小えびと三つ葉のかき揚げ

74% にんじんとごぼうのかき揚げ

425% のり

640% 青じそ

吸油率とは、揚げる前の材料(衣は含まない)の重量に対する、揚げた後の油の重量の割合で、先ほど紹介した通り、表面積の大きいものは油を吸う面が大きくなり、吸油率が高くなります。

また、「揚げる」という調理法は、食材の水分と揚げ油が入れ替わるため、水分の多い材料も吸油率が高くなります

いかがでしたか?せっかくの夏野菜。ダイエット中も賢く食べることで楽しめます。油を吸いやすい食材とそうでない食材を知っておくと、カロリーを抑えたいときにも役に立ちますよ。

*参考:調理のためのベーシックデータ第5版(女子栄養大学出版部)

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