イベント ベルシステム24 東京 首都圏
体育館に約30名が参加

JFLサッカーチームのクリアソン新宿とともに「親子ブラインドサッカー®体験教室」を開催!

視覚障がいへの理解を深める体験イベントをレポート

ヨシオカ2号

皆さんこんにちは。ヨシオカ2号です。

ベルシステム24は、東京都新宿区を拠点とするJFL所属のサッカーチーム「クリアソン新宿」とパートナーシップを締結し、2023年7月には、首都圏エリアに勤める従業員やその家族、友人を招待した冠試合を実施するなど、様々なサポートをしています。

クリアソン新宿とパートナーシップ締結、初の冠試合イベントを開催!
https://www.jimotatsu.com/Event/j3/criacao2023.html

冠試合実施に続く第2弾は、「親子ブラインドサッカー®体験教室」!

※ ブラインドサッカー®とは、ゴールキーパー以外が全盲の選手で、全盲でも光を感じられるかどうかなどによる有利不利をなくすためにアイマスクを装着し、転がると音が出るボールを用いてプレーする5人制サッカーのことです。

「目の見えない人がどのような状態にあり、どういった言葉であれば伝わるのか」を、頭と体を使って学ぶプログラムです。

クリアソン新宿を運営している株式会社クリアソンは、「NPO法人日本ブラインドサッカー協会」と提携し、数多くの企業や団体向けにブラインドサッカー®研修を企画運営しています。

ブラインドサッカーの体験を通じて、視覚障がいを理解し、コミュニケーションの難しさや大切さを学ぶことができるこの取り組みに、従業員やその家族、友人の参加を募り、2023年12月に体験教室を開催しました。

会場は「新宿NPO協働推進センター」

高田馬場にある「新宿NPO協働推進センター」

会場は「新宿NPO協働推進センター」、地域のネットワークづくりの拠点として2013年にオープンした施設です。体育館をお借りして、体験教室を開催しました。

「外観が学校っぽい……」と思ったあなた、そうです。
その昔、ここは中学校だったそうです。

偶然、今回の参加者の中に当時の卒業生がおり、とても懐かしがっていました! 体育館って学生時代を思い出して、テンションが上がります!

雰囲気のあるステキな体育館でした

選手も参加して「体験教室」キックオフ

まずは座学から!

今回の体験教室は、ブラインドサッカーの普及に取り組む「NPO法人日本ブラインドサッカー協会(以下:日本ブラインドサッカー協会)から講師の松本海太さん(上記写真の最後列中央)とブラインドサッカーの内田佳選手(上記写真の最後列左から4番目)にご協力いただきました。

協会では、ブラインドサッカーの普及に加えて、コミュニケーションの大切さなどの学べる点に着目し、企業や団体向けのワークショップや子ども向けの教育プログラム等を実施しています。

当日は、クリアソン新宿から、当社との窓口を担当されている米原祐選手(上記写真の最後列左から2番目)と、子どもたちが見上げるほどの高身長(197㎝)の赤井シャロッド裕貴選手(上記写真の最後列左端)にも参加してもらいました!

冒頭、講師の松本さんより、ブラインドサッカーの特徴やルールについて教えていただきました。

選手たちは仲間の声やボールの音を頼りにプレーするため、メンバー間のコミュニケーションが非常に重要になります。

競技用のアイマスクは選手同士がぶつかることもあるため、クッション性のある素材を使用

次に、内田選手による実際のプレーを見せてもらいました。内田選手は、全く見えない状態で、講師の松本さんの声とボールの音を頼りにボールの位置へ移動し、ボールを足で止め、パスを返します!

松本さんの周りを1周するドリブルでは、松本さんが「ハイハイハイ…」と声をかけ続けることで、内田選手が松本さんの位置を把握し、ドリブルの距離を調整します。

選手のドリブルの様子。ボールを挟むように転がします

シュートでは、松本さんが三角コーン自体をたたいて位置を内田選手に知らせます。内田選手は音のする方向にボールをキックして、三角コーンに当てました。

これには、参加者からも「おおっ~」と歓声が。

ブラインドサッカーは目が見えない選手と、目が見える「ガイド」がコミュニケーションを取って進めるスポーツです。

アイマスクを装着することで目が見えない人の世界を知り、ガイド役を体験することで目が見えない人にどのような声掛けをすればいいのかを学ぶことできます。

見えない状態に慣れることからスタート

体験用のアイマスクを装着、視界が塞がれて真っ暗に

参加者は2人一組になって準備体操。

目が見えている人がアイマスクを装着している人に言葉で伝えて、体操を行っていきます。

最初は、膝の屈伸。これは「屈伸」と伝えれば、どの組も問題なくできていました。しかし、体操の名称がわからないような動きになると、苦戦する組がちらほら。

子どもたちからは、「座ってから、脚を開いて、えーと、右足を……」

子どもたちも動きを伝える難しさをじわじわ実感してきた様子。
(私も以前体験したときは、一緒に準備運動している相手に体操の動きを伝えることができなくて、がく然としました)

準備体操から伝える難しさを実感

初級編:アイマスクを装着した状態で移動

まず、子ども、大人、クリアソン新宿の選手が、4人1組の合計5チームに分かれます。
初級編は、アイマスクで目隠しをして歩く内容です。

最初は目が見えていない状態で歩くのは不安そうでしたが、見えている人から「まっすぐ、まっすぐ」という声を聞きながら歩ききり、慣れてくると、みんなスイスイ歩けるようになっていました。

目が見えない人へのガイドのコツは、名前を言ってあげると、本人の耳に入りやすくなるそうです。

最初は、そぉっと一歩ずつ慎重に

中級編:アイマスクを装着した状態でキック!

アイマスクを装着してボールを蹴る内容に移ります。普段からサッカーボールに慣れている子どもたちでも、アイマスクを装着するとなかなかうまく蹴れません。

苦戦する子どもたち
苦戦する子どもたち
苦戦する子どもたち

回を重ねるごとに、子どもたちはどんどんコツを掴んでいき、あっという間に上手にキックできるようになっていきました。

上級編:チーム対抗ボール転がし

子どもたちはお互いに声をかけあうことにも慣れてきたので、チーム対抗でボール転がしのゲームを実施。

ゲームになると、みんなヒートアップ!

1回目のゲーム後、集まって作戦タイム。チームメイトと、どうやったらもっと上手にボールを通せるか、アイデアを出し合います。

チームはすっかり打ち解けています
チームはすっかり打ち解けています

講師の松本さんは、「ボールが正しい方向に転がるように、声をかけてあげよう」とアドバイスしてくれました。

1回目以上に得点が取れるようになると、ゲームはどんどん楽しくなってきます。

ゲームが盛り上がるにつれ、見える人と見えない人が声をかけあって、順番で待っている人たちも後ろから声をかけてあげたりするなど、コミュニケーションの量もどんどん増えてきました。

「こっちで合っている?」「うーん、もっと右かな?」

楽しい時間は、あっという間なんです

最後に選手の方からご挨拶

体験教室は約1時間でしたが、とても盛り上がり、あっという間に過ぎていきました。

内田選手から「これからはアイマスクを装着しているしていないに関わらず、友だち同士でたくさん声をかけあって楽しい人生を送ってください! どこかでブラインドサッカー®やクリアソン新宿の選手を見かけたら声をかけてくれたらうれしいです!」とご挨拶いただきました。

最後は、参加者全員で集合写真を撮影し、体験プログラムが終了しました。

「ベルシステム24~!」とみんなで声を出して記念撮影!

相手の気持ちや立場のことを想像するようにしていても、本当はどこまでできているか。
今回のブラインドサッカー体験教室はアイマスクを装着することで、見えていない人の状況を疑似的に体験できました。

見えていないときの一歩を踏み出す時の怖さや、名前を呼んでもらっているときの安心感を知ったことで、実際に見えていない人にあったときに、以前より伝わる声かけができていたらいいな、との声が聞かれました。

帰り際、クリアソン新宿の米原選手と赤井選手と記念撮影やサインをお願いする列ができていました!

いかがでしたか? イベント後には、参加者から感想を頂きました。

アイマスクをつけただけで、足元のボールの距離感がこんなにも掴めないものかと、改めて困難さを実感しました。
音の合図の重要性や、コミュニケーション時に何をどう伝えると相手にとって、より良いのかといった視点で考える機会となり、とても勉強になりました。
普段の会話の中で「ここ」「あっち」「このくらい」などのこそあど言葉をかなり使っていたため、具体的に場所や距離などの詳細をアイマスクをつけていて見えていない相手に的確に伝えるのがとても難しいと感じました。
ゴールを狙って蹴って、ボールが足にあたってる感覚があっても、ボールがまっすぐいってなくてゴールができなくて難しかった。
目が見えないと普段やっているサッカーができないと思った。
もし耳も聞こえなかったら、ブラインドサッカーもできない。
今後の機会があれば、「未就学児向け」「小学校低学年向け」「小学校高学年向け」等のように年齢層を分けたプログラムになっていれば、それぞれのレベルに応じた体験をより楽しむことができるのではないかと思いました。

などなど、参加者にとって考えるきっかけになったようです。

ご参加いただいた皆さん、本当にありがとうございました。
皆さんから頂いたご意見を参考にしながら、次回の体験教室に活かしていきます。
今回参加できなかった皆さんも、次回はぜひご参加ください。
また、今シーズンもクリアソン新宿を引き続き応援しています。一緒に応援していきましょう!

クリアソ新宿公式webサイト
https://criacao.co.jp/soccerclub/

日本ブラインドサッカー協会webサイト
https://www.b-soccer.jp/

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