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さっぽろレインボープライド参加レポ

「みんな違ってみんないい」 誰かのきっかけに、と大きく手を振った日

多様性を尊重しあえる世界を目指して

ハツ

こんにちは。なかのひと、ハツです。

普段は社内でダイバーシティ推進担当として、多様性を受容しみんなで理解しあうことの大切さを社内外へ発信しています。さまざまな活動を通じて、すべての方が働きやすい環境を整え、社会貢献の取り組みにつながる仕事にやりがいを感じています。

ベルシステム24(以後、当社)は、札幌と大阪でのレインボーパレードの協賛を2019年から始め、今年で5年目を迎えます。

2024年は札幌「さっぽろレインボープライド2024」と大阪「レインボーフェスタ!2024」のパレードに参加しました。

ベルシステム24、札幌・大阪にて開催のLGBTQ+関連イベント「さっぽろレインボープライド2023」「レインボーフェスタ!2023」に協賛
https://www.bell24.co.jp/ja/news/holdings/20230907/

初協賛で参加。レインボーフェスタ!2019レポ セクシャリティなんて気にしない。仕事もパレードも一緒に歩いてくれる同僚に感謝した話
https://www.jimotatsu.com/special/j1/rainbow-fes2019.html

全国で2番目の規模。多様性の祭典、関西「レインボーフェスタ!2018」にボランティア参加してきた話
https://www.jimotatsu.com/Naka-no-hito/rainbow-fes.html

2019年、はじめて協賛した大阪のレインボーパレードのレポート記事の中で、当社の社員で、この活動を中心的に支えてきた、なかの人『健茶』が書いた、当社のLGBTQ+フレンドリーへの道のりと想い。

あれから5年、その想いが輪となり、どんどん広がっていることをハツが密着レポートで紹介します!

全国で開催。プライドパレードとは?

写真はさっぽろレインボープライド2024 -(出展)さっぽろレインボープライド公式サイト

「プライド」とは英語で「誇り」「自尊心」を意味し、近年ではLGBTQ+(レズビアン、ゲイ、バイセクシュアル、トランスジェンダー、クィア・クエスチョニング)コミュニティの「誇り」や「自尊心」を指す言葉として使われるようになりました。

プライドパレードは、「LGBTQ+など性的マイノリティの文化を讃えるパレード」のことで、パレード前後に行われるイベントを含めた総称として定着しつつあり、全国各地で開催されています。

最も有名なのは、東京で開催される東京レインボープライド。2024年度、2日間で動員数27万人を記録し、ご存知の方も多いかも知れません。

当社はこのプライドパレードを、LGBTQ+コミュニティの可視化と社会的受容を促進する重要な機会と捉えており、LGBTQ+フレンドリー企業として、社会課題解決に貢献したいとの想いから毎年協賛を行っています。

また、ひとりでも多くの社員が我が事化してくれるきっかけになればと、手上げ制で社員参加者を募集しており、毎年ご家族や友人、パートナーと一緒に参加してくれたり、嬉しいことに、たくさんの子どもたちも参加してくれています。

参加者を社内募集し、多くのご家族や友人も参加。子どもたちも毎年来てくれています!

こういった取り組みを通して、よりインクルーシブな職場環境が作れたらいいな、という想いで毎年参加させていただいています。

『さっぽろレインボープライド2024』はどんなイベント?

大通り公園から札幌駅前をぐるりと一周。写真は当社パレード先導トラック

今年で3回目の参加となる「さっぽろレインボープライド」は、文字通り北海道札幌市で開催され、2024年の動員は約2万人。国内最大級のプライドイベントの1つです。

メインイベントのプライド・パレードは、札幌市中心地である、大通公園の周辺の指定コースを、先導トラックの後ろについて参加者が約1時間かけてゆっくり歩きます。イベント全体でパレードには、過去最大の900名が参加したとのこと。

そのほかにも、大通り公園にほど近い南1条通りが歩行者天国となり、屋台が並んで、会場周辺がお祭りのような雰囲気に包まれます。会場にはイベントステージや企業・団体の出展もあり、街にはカラフルな衣服や装飾を身に着けている人も多く訪れます。

札幌の中心地とあって、イベントを知らない一般の買い物客や、観光客も、屋台に寄ったり、たまたま見かけたパレードに手を振ったりと、日常のワンシーンのなかで気負わずに「気づいたら参加している」都市型イベントです。

当社は協賛企業として、毎年社長や役員も駆けつけて参加。

パレード先導トラックをオリジナルで飾り付け、社長や関係者が乗りこみ、その後ろに社内の事務局メンバーや社内のLGBTQ+プロジェクトメンバー、手上げで家族と参加してくれた社員が一緒にパレードを盛り上げてくれました!

参加していただいた皆さま、ありがとうございます!

子どもたちもお手伝い。社長も参加!

子どもたちもお手伝い。パレードを盛り上げてくれました!ありがとう!

パレード当日は、早朝より有志の社員たちが集結し、準備を開始しました。

先導トラックには、当社のロゴ入りのパレード専用で作成したオリジナルフラッグや、色とりどりのバルーンで装飾を施し、パレードを盛り上げる、多様性を感じられる配色の華々しい飾りつけを目指しました。

社員のご家族、子どもたちも飾りつけをお手伝いしてくれて、和気あいあいとした雰囲気のなかで準備が進みます。

あいにくの雨のため、会議室で準備を開始!
社長に着けてもらうマント、これでいいかなぁ?
ケガに気を付けながら先導トラックをみんなで飾りつけ。華々しくパレードを盛り上げます!

当日はあいにくの雨でしたが、トラックの飾り付けも3年目。過去に参加したベテラン社員のリードのもと、みんなの手際のよい準備や進行によって、予定通りに飾り付けが完了!素敵なトラックが出来上がりました!

いよいよ会場に移動です。

メインストリートである南1条通りはあいにくの雨により観客はまばらであるものの、美しいドラァグクイーンの皆さんやレインボー配色の衣装を身に着けた方々が集結していて、テンションが上がってしまいます!

午後には南1条通りのイベントメインステージで、協賛企業のご紹介として紹介いただき、トラック搭乗は社長の梶原さん、執行役員の成田さんなど4名。

登壇前に緊張をほぐすかのように、参加者全員、メインステージ前でラジオ体操をして準備万端です。

ステージで社長が登壇し、当社の取り組みを紹介
みんなでパレード前にラジオ体操。体をほぐして準備万端

トラックに搭乗!いよいよパレード出発です

いよいよ出発!左から筆者、健茶、梶原社長、成田執行役

みんなで装飾したトラックに、梶原さん、成田さん、そしてLGBTQ+当事者の社員でもある「健茶」が乗車します。

トラックを先頭に、社員がレインボーフラッグやシャボン玉マシーンなどを持ちながら、トラックに続いて歩いてパレードに参加し、沿道からは大きな歓声と声援が送られました。

大通り公園では同日に「さっぽろオータムフェスト」が開催されており、かなりの賑わいを見せていました。

「さっぽろオータムフェスト」でおいしい食べ物を頬張りながら、私たちのトラックや隊列に手を振ってくれる方もたくさんいて、とてもハートフルな雰囲気のなかパレードが続きます。

トラックの上からは、多様性の大切さやみんなの想いをマイクパフォーマンスで届けます!これが誰かのきっかけになりますようにと願いながら、ハツも精一杯手を振りました。

当社社員や賛同するたくさんの皆さんと一緒に札幌の街を歩く
先導トラックの上からマイクパフォーマンスも。沿道の方に大きく手を振る

いかがでしたか?ダイバーシティ担当者として3年、LGBTQ+の取り組みにも関わってきましたが、毎年参加することで、より輪が広がっていることを肌で感じています。

今年は初めて先導トラックに乗りましたが、たまたまパレードを見かけた通行人の方が大きく手を振って応えてくれたり、中には、感涙されている方もいたのがとても印象的でした。”このイベントによって少しでも救われる方もいるのでは”と感じた瞬間でした。

後から参加者から聞いた話ですが、パレードに参加している姿を親族の当事者の方がたまたま見かけたらしく、わざわざ電話をくれたそうで、参加して良かったと言っていました。

このパレードが、異なる背景を持つ人々が互いを認め合うキッカケになれば嬉しいですし、少しずつでも理解者が増えるよう、当社ができることを模索していこうという想いを強めました。

一朝一夕では変わらない課題だからこそ、互いに理解を示して、LGBTQ+だけではなくすべてのマイノリティの方々の多様性を尊重しあえる世界を目指していきたい。

『みんな違ってみんないい』

ありきたりな言葉ではありますが、それを体現できる社員がたくさんいる当社は、何とハートフルなんだろうか!と自画自賛したくなります(笑)。

今後もうぬぼれることなく、いまもどこかで悩んでいる、誰かの助けになれるよう、この輪をさらに広げていきたいと思います。
皆さまもぜひ、参加してみてください。

先導トラックの上からマイクパフォーマンスも。沿道の方に大きく手を振る

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