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なかのひとからご挨拶 ~おーべんのお弁当レシピ~

食中毒やウイルスも怖くない!安全おいしい夏弁当作り教えます!

夏の暑さで傷みやすい具を抜いたら、寂しくなっちゃう?おかず別の小ワザを知ったら、安心で美味しいお弁当が作れます。いつものお弁当を傷みにくくするコツを伝授します!

おーべん

はじめまして、おーべんです。

私は本職の傍ら、『おべんとう教室』を開いています。
赤ん坊の頃から食べ物には尋常ではない執着心を持つ私ですが、料理は素人。
そんな私がお弁当作りを教えるようになるきっかけは、娘の小学校入学でした。
娘は0歳から保育園育ちで、給食に慣れていた私は夏休みや冬休みなどのお弁当作りの多さに驚愕。

「小学校ってお弁当ばっかりじゃん!!」

と、相当な衝撃を受け、春からさっそく「弁当鬱」に・・・

とはいえ。回避できることではないし、娘の喜ぶ顔も見たい。だったらちょっとでも楽しくやるしかない。そう思った私は、毎回のお弁当ごとにテーマを考え、写真に撮り、SNSに公開。珍しい食材を探したり、「とにかくおしゃれ」を目指してみたり・・・。

それがある人の目に止まり → 「レッスンやってみない?」のお誘いを受け → いつの間にか『おべんとう教室』の先生になっていました。人生って本当にアンビリーバブルや!(彦摩呂風)

そんな私が今回ご紹介するのはこの季節に気になる、「夏に強い(=傷みにくい)お弁当」。 お弁当はおいしさ、美しさ、栄養ももちろん大事ですが、まずは「安全」であることが第一。いつものお弁当を傷みにくくするコツを伝授します!

まずは仕組みを知ろう

彩りを考えて、生野菜を入れた可愛らしいお弁当のはずが、いざ食べようと開けたら野菜が腐っていた!なんて悲しいですよね・・・。そもそも、食品における腐敗とは、細菌類の作用によってタンパク質が分解され、人体に有害な物質が発生することをいいます。そして実は発酵と腐敗は同じ現象です。人間にとって有害であれば腐敗、有益に働く場合には発酵と呼ばれます。人ってヤツは身勝手ですね~。

具材の腐敗には、お弁当内の「温度」「水分」「酸素」の三つが大きく関係します。

  • 細菌が活発化しやすい「温度」は、30~40度。
  • 「水分」は、お弁当箱の中で簡単に発生。
  • 「酸素」は真空化をしない限り、地球上で侵入を防ぐのはほぼ不可能

よって、傷みにくくするには、

ことがポイントになるんです。

誰でもできるけど、意外とやっていない。菌を「つけない」「繁殖させない」基本ワザを再確認しよう。

夏弁当 3種の神器
防菌セット

① きほんの“き” - 事前準備

【その1】 殺菌を怠らない

当たり前ですが、手はきれいに洗い、まな板や包丁は清潔なものを。食品用のアルコールを吹き付けておくとなおGOOD!

【その2】 余計な菌・ウィルスを付けない

食材には直接手をふれないよう、箸やトング、使い捨てのビニル手袋を使用する。お店じゃないんだし・・・と、ついつい手でやってしまいたくなりますが、ぜひ心がけてください。ビニ手は100均でも買えます。特にネイルをされている方はビニ手、お薦めです。

【その3】 低温を保つ

これでもか!の保冷剤と保冷バッグは必需品。保冷剤を凍らすのを忘れた!というのも良くあるので、常にストックを。

② お弁当箱

【その1】 お弁当箱も定期的にしっかり殺菌

普段から綺麗に洗って、よく乾かすことを心がけましょう。時間のないときでも、水分が残らないようにしっかり拭くこと。また、週に1度は細かいミゾに潜む菌を熱湯殺菌しておくと、効果的です。

【その2】 さらに毎回ダメ押し殺菌

使う直前にも、お酢を含ませたティッシュや食品用アルコールで滅菌します。

③ 仕切り

【その1】 夏場は仕切り必須

ごはん、おかず同士を仕切らずに詰めると、その接触面からどんどん傷んでいきます。〝味がなじんだ方が好き~”という仕切りなし派も、夏場は仕切りを使いましょう。

【その2】 レタス仕切りはNG!

レタスを仕切りは彩りはいいのですが、暑い時期はNG!表面についた水分は拭いづらく、また温まるとレタスの中の水分も出てきてしまい菌繁殖のもとになります。

④ ごはん・麺

【その1】 お米2合に対し、酢小さじ1を混ぜて炊く(匂いは残らない)

【その2】 必ず覚ましてから入れる

【その3】 炊き込みご飯やチャーハンは避けた方がベター

実は炊き込みご飯やチャーハンはさまざまな食材が入っている分、多種多様な雑菌を引き寄せやすく、傷みやすいので注意。白米はさびしいから何か味を足したい、という方は、常温で保存できる食材を混ぜるのがオススメ。定番は「ゆかり」混ぜ+梅干しをON。

【その4】 麺と具材は混ぜず、別に持参する

⑤ おかず別対策リスト

ミニトマト

  • ヘタの周りは水分がたまりやすいので、夏場はヘタを取る。
  • 半分に切ったり、ピックを差すと水気が出るため、そのままの状態で入れる。

卵焼き

夏場は卵、砂糖や塩だけで味つけした「卵焼き」がベター。
(「出し巻」は美味ですが、だし汁も傷みやすい)

ブロッコリー

房の部分に水分が残りやすいので、詰める前にフライパンで水分を飛ばす。

ちくわやウィンナーなど、練り物/食肉加工品

コレが意外と落とし穴。加熱済みなので安心と思いがちですが、流通の過程でビニルを透過して菌が付着することも。一度火を通して使用したほうがベター。

安心、おいしい、夏弁当を紹介

以上のことを踏まえて、夏にオススメのお弁当を作ってみました。

夏向け弁当

人参とピーマンのきんぴら

水分の少ない堅い野菜を使ったきんぴらは、特に夏弁当向き。砂糖、塩、しょうゆなどは調味料そのものに腐敗を防ぐ効果がある。夏場は塩分が失われやすく、腐敗を防ぐためにも味つけは少し濃いめに。また、作り置きのものを詰める場合は、必ず冷蔵庫で保存しておいたものを、詰めるときにもう一度加熱して入れること。(保存中も菌は増え続けている!)

鮭のフライ

しっかり水分が抜けるフライは優秀な夏おかず。今回使ったのは自宅で揚げるだけの冷凍食品。(えっへん)暑い時期に油を使いたくないのはすごく分かる・・・のですが、冷凍食品なども利用して時短して。

茹でたオクラと、茹でたちくわの甘酢漬け

上記にあるように、ちくわも一度茹で、さらに甘酢に漬けることで、傷みにくい、夏向きのさっぱりしたおかずになります。

トマト、ブロッコリー

トマトはヘタを取り、ブロッコリーはフライパンで軽くカラ煎りして。

卵焼き

しっかり火を通した卵焼き。

ゆかり入りご飯と梅干

風味豊かなゆかりを混ぜたごはんに、夏バテ防止にもいい梅干しを乗せる。

いかがでしたか?最近は保冷剤を入れるのも普通で、冷蔵庫完備の職場も多いのであまり気にされないかも知れませんが、学校や習い事の教室などなど、整備されていない場面もまだまだありますよね。安心な夏弁当のレシピと、対策を再確認して、夏も美味しく、お弁当を楽しみたいですね。

最初からぜーんぶやろう!は大変。できることを少しずつ。できそうなことから気軽に始めてみてください。

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