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アンテナショップ探検隊・13 沖縄編

物産品販売から三線教室の開催まで、幅広く展開!町田で沖縄ファンを増やし続けるショップです

2度目の沖縄アンテナショップ探検に行ってきました!今回は、町田にある「沖縄宝島ぽっぽ町田店」です。

なかのひと

西東京を代表する商業都市の1つ、町田。JR横浜線と小田急線が乗り入れ、多くの人々が行き交うこの市街地に、「沖縄宝島ぽっぽ町田店」があります。

「沖縄宝島」は株式会社沖縄物産企業連合が運営するアンテナショップで、那覇、名古屋、横浜、三郷、新宿、そして町田と幅広い地域で店舗を展開。「沖縄宝島ぽっぽ町田店」は、町田駅からほど近い「ぽっぽ町田」というビルの1階に店舗を構えています。

沖縄宝島ぽっぽ町田店

「ぽっぽ町田は、地元の皆さまが利用される大規模な駐車場が2階にあるので、町田でお買い物される方の入り口的なスポットになっています。それだけに、多くのお客様が当店に立ち寄ってくださいます。」と語るのは、スーパーバイザーの宮國さん。宮國さんは那覇のご出身で、「沖縄宝島ぽっぽ町田店」がオープンした2003年当初から、このお店に携わっていらっしゃるそうです。

「沖縄宝島ぽっぽ町田店」の最大の特長は、物産品を販売するだけでなく、三線教室や三線演奏会などのイベントを随時開催していること。多くの方々に沖縄の文化や歴史に触れていただく機会を設けています。

店内でも三線を販売。初心者セットからパーツまで品揃え

「三線教室は1回2時間ワンコイン、予約なしで気軽に参加いただけるようにしています。講師は当店のスタッフで、三線も貸し出しています。この教室をきっかけに、三線と沖縄を好きになっていただけたらと思っています。」

イベントを通じて、沖縄ファンを増やし、地域の皆さんとのつながりを深くされている「沖縄宝島ぽっぽ町田店」。もちろん店内にも、“沖縄愛”があふれています。では、さっそく店内を探検。

ヘルシーで栄養価の高い沖縄産の「海ぶどう」や「太もずく」

約30坪の店舗には、人気のお菓子はもちろん、食品やお酒、雑貨やコスメまで多彩な沖縄物産品がズラッと並んでいます。うーん、どの商品から紹介しましょうか……あっ、探検隊員が大好きな「海ぶどう」を発見! 首都圏ではなかなか手に入らないんですよねぇ。

低カロリーでミネラル豊富な「海ぶどう」

「『海ぶどう』は、沖縄から航空便で週2~3回仕入れ、常時販売しています。寒さに弱くデリケートな海藻なので、温度管理が難しく、冷蔵庫に入れると粒がしぼんでしまうので、常温で置いて、1週間以内に召し上がっていただくことがポイントです。」

なるほど、プチプチとした食感を楽しむためには、冷蔵庫に入れてはいけないんですね。ミネラルやビタミン、鉄分やカルシウムなどを豊富に含んだヘルシーな「海ぶどう」。ポン酢や和風ドレッシングを少々かけて、磯の香りと塩気を味わいたい一品です。

その他にも、首都圏では入手しにくい沖縄の野菜がしっかり揃っています。。ヘチマ、青パパイヤ、葉野菜、シークヮーサー、ドラゴンフルーツなどなど。これらの野菜を目当てに、アジア系の外国人の方もよくご来店されるそうです。

海藻といえば、「太もずく」もオススメだとか。しっかりとした歯ごたえがあり、もずく自体の味が楽しめます。

太陽光が届く透明度の高い海で育った「太もずく」

「沖縄では、もずくは三杯酢ではなく、もずく専用のカツオだしのタレで食べます。シークワーサーのポン酢も合います。タレで食べる以外にも、お味噌汁に入れたり、天ぷらにして、ソースをかけて食べますね。」

えっ、もずくを天ぷらに?ソースを?それは興味が湧きますね。
「沖縄の天ぷらは、一般的なサクッとした衣ではなく、フリッターのようなフワッとしたやや甘めの衣なんです。この衣にたっぷりのもずくを絡ませてフワッと揚げて食べると、おいしいんですよ。もちろん、当店で沖縄の天ぷら粉も販売しています」

寒い冬にオススメの「黒糖しょうが湯」でポカポカに!

冬の季節にオススメな商品も、宮國さんに教えていただきましょう。

「黒糖しょうが湯を手軽に味わえる『黒糖しょうがパウダー』がオススメですね。沖縄では、しょうが湯がよく飲まれているのですが、そこに黒糖を入れることによって甘みが出て、しょうがの辛さがマイルドになり、飲みやすくなります。この商品は粉末なので、お湯を入れるだけでおいしくいただけます。」

心も体もあったまる「黒糖しょうがパウダー」

冷え性の方にはもちろん、風邪ぎみの方にもピッタリの商品。体の内側からポカポカになれます。飲むだけでなく、ヨーグルトに混ぜたり、肉豆腐にプラスしてコク深い味に仕上げたり、幅広く使える一品です。

おや、沖縄の鍋を提案するコーナーもありますね。「(沖縄は)20度以下は冬」というPOPにクスッとしながらも、納得してしまいます。

沖縄産の鍋用ダシや調味料が並ぶ鍋コーナー

「沖縄ならではの鍋といえば、ソーキ(スペアリブ)やテビチ(豚足)を入れる鍋でしょう。当店の鍋コーナーでは、沖縄で定番の『天然ダシ』や『シークワーサーポン酢』などを並べ、新しい鍋の楽しみ方をご提案しています。」

「チャンプルー」「ソーキそば」……沖縄の味を家庭で再現!

沖縄出身の方や沖縄通の方がお求めになる商品は、定番のお土産品よりも地元ならではの食材だとか。「ランチョンポーク」や「コンビーフハッシュ」などを求めて来店される方が多くいらっしゃるといいます。

沖縄の家庭料理に欠かせない食材がズラリ!

「チャンプルーに欠かせない『スパム』や『チューリップ ポーク』は、当店では欠かさず品揃えしています。『沖縄で食べたあの味を家庭で再現したい!』というお客様のご要望にお応えしています。」

「沖縄そば」にソーキを載せた「ソーキそば」も沖縄料理の代表格ですね。冷蔵品コーナーでは、数種類の麺や具材が取り揃えられています。

家庭で手軽にソーキそばが楽しめる「ソーキそばセット」

「オススメは、『ソーキそばセット(2人前)』ですね。麺、つゆはもちろん、スペアリブのお肉もセットになった便利な一品です。」

なお、町田には沖縄の飲食店が数軒あるため、業務用として食材をお買い求めに来られるお客様もいらっしゃるとか。そこで、冷凍品コーナーでは業務用のラフテー(皮付きの三枚肉)も扱っているそうです。うん、業務用だけあって、ズッシリ重いです。

業務用の「冷凍三枚肉」を持って、スーパーバイザーの宮國さん

琉球ガラスのグラスで味わう泡盛は格別

充実したお酒コーナーも「沖縄宝島ぽっぽ町田店」の特長の一つ。泡盛から地ビールまで、種類豊富な沖縄のお酒がズラッと陳列されていて、その品揃えは圧巻です。

南国ムード漂う店内に陳列された沖縄のお酒の数々

「おいしいお酒をよりおいしく召し上がっていただくために、琉球ガラスのグラスもオススメしたいですね。青いガラスは沖縄の美しい海の波打ち際が表現されていて、オレンジ色のガラスは夕日が表現されています。キレイでしょう?」

色彩も美しい「琉球ガラス」

はい、キラキラとした輝きは見惚れちゃいますね。南国のおおらかなムードも感じられて、癒やされます。沖縄雑貨っていいですねぇ。そうそう、「沖縄宝島ぽっぽ町田店」は雑貨も取り揃えているって、冒頭に言っていましたもんね。

「シーサーなどの民芸品や工芸品はもちろん、ユニークなところでは『沖縄手帳』も扱っています。沖縄の行事がダイアリーに記載されていて、巻末には沖縄の豆知識がまとめられているんです。ガイドブック機能を備えたダイアリーですね。」

「沖縄手帳」で、目指せ沖縄通!

なるほど、これ一冊を持っていれば、沖縄の基本がわかるというスグレモノなんですね。元祖・沖縄手帳から変わり種手帳まで、多種多様に扱っているそうです。

方言を覚えることもできます

店内に漂う南国ムードを肌で感じ、方言のPOPを目にしていたら、久しぶりに沖縄の穏やかな空気の中に身を置いてみたくなりました。探検隊も「沖縄手帳」を持って、より広くより深く沖縄を満喫しに行こうかな!

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