これを読めば金沢市がわかる?その街のユニークな点を勝手に紹介しちゃうシリーズ。金沢市編
北陸新幹線が開通し、身近になった古都、金沢。かつて加賀百万石として栄えた城下町は、どんな街なのか、調べてみました。
こんにちは。今回の勝手に街紹介は、北陸の中心都市、金沢市です。
全国で唯一、太平洋戦争で空襲を受けていないことから、歴史的な建物や文化、産業が今なお残る、石川県の県庁所在地です。、また、全国学力・学習状況調査でも小・中学生の教育水準が高い*ことでも知られ、学業だけではなく、美術分野でも、国内最大の総合美術展である「日展」の入選者数も多い金沢市。伝統工芸から食文化まで脈々と育まれ、日本の美、アートを感じられる街です。そんな金沢はどんなところなのか?デートスポット、子どもと楽しめるスポットなどを現地担当者に聞き込み。調べてみました!
※ 2018年度調査結果(秋田県と石川県はすべてにおいてトップ3)
文部省:http://www.mext.go.jp/a_menu/shotou/gakuryoku-chousa/
まとめニュース:https://www.47news.jp/culture/education/gakuryoku_2018
ユネスコ「創造都市」金沢が誇るKAWAii(かわいい)伝統工芸の数々
石川県には、国指定の工芸品から民芸品まで、多種多様な伝統工芸が受け継がれています。その数なんと36業種。金沢箔、九谷焼、加賀友禅、みなさんも一度は聞いたことがあるのではないでしょうか。
その中でも金沢はアジア初のユネスコが定める「創造都市」であり、、世界的に「手作業の街」として知られています。日本人からすると少し「敷居が高い」と感じる伝統工芸ですが、外国の人からすると「KAWAii」文化の1つ。
あまり知らないと言う方も、日本人としてぜひ知っていだたきたい。ということで金沢工芸の一部を紹介します。これを読んで友達に自慢してください。
ゴージャスで繊細。全国シェア98% 金沢箔
金箔の製造は全国シェア98%、銀箔は100%。金箔とは、微量の金をたたいてたたいてたたきまくって、1万分の1mmの薄さにまで引きのばしたもの。基本は、三寸六分(約10.9cm)の正方形で売られています。金沢ではこの金箔を使った「金沢漆器」や「金沢仏壇」も少し有名です。
少しの鼻息で飛ぶほどに軽く、直接触ると皮脂でひっついて二度と元通りの形に戻せないので、箔箸とロウを塗ったあかし紙を使って、1枚ずつ慎重に貼っていきます。箔をつまむ箔箸も皮脂がついてしまうので、ベビーパウダーを使って防止したりするんですよ。
熟練の技ですね。
金沢では、この金箔を使ったスイーツもあります。金箔を贅沢に使ったソフトクリームや、カステラもありますよ。気軽にスイーツで金沢箔を味わってみるのもオススメです。
ソフトクリーム:《箔一本店 箔巧館》
https://kanazawa.hakuichi.co.jp/shop/hakukoukan.php 石川県金沢市森戸2丁目1-1TEL: 076-240-8911
営業時間:09:00 – 18:00
定休日:年中無休(1月1日は休館)
カステラ:《まめや金澤萬久》
https://www.mameya-bankyu.com/ 金沢市岩出町ハ50-1 ぶどうの木本店敷地内TEL: 076-258-3366
営業時間:09:30 – 19:00
定休日:不定休
「加賀五彩」の優しい色合いがKAWAii 加賀友禅
日本の最も代表的な染色法である友禅染の中でも、特に有名なのは京友禅と加賀友禅でしょう。京友禅は、黒の布地に金糸を施すなど、きらびやかでデザイン的(図案的)なものであるのに対し、加賀友禅はパステル調の落ち着いた色調で、絵画的な手描きで染めらているのが特徴です。臙脂(えんじ)・藍・黄土・草・古代紫の5色を基本に、深くやわらかな雰囲気を持つこの色調は「加賀五彩」と呼ばれ、友禅に限らず、工芸における加賀らしさの基本と言ってもいいもの。
加賀友禅を使った小物や加賀五色を基調した工芸品は箔を使った豪華絢爛な工芸品とはまた違った素朴さと優しさがあります。外国の人が見たら、『KAWAii!!!!』ということ間違いなし。
その他、加賀友禅伝統産業会館では、染め体験や着物を着たりできますので、こちらもぜひ行って体験してみてください。
日本のわびさび×KAWAii 金沢和傘と加賀水引
加賀友禅でも使われる加賀五彩で彩られた「金沢和傘」。は、気品とかっこよさ+KAWAiiアイテムです。また、加賀五彩を使った「加賀繍(かがぬい)」と呼ばれる刺しゅうが施された財布などもあります。
加賀友禅の着物を着て、金沢工芸の小物と合わせたら、パーフェクトです。
日本の伝統的なラッピングである水引。平面的なものが一般的ですが、大型雑貨店などで見かけるようになった立体的な水引を芸術的な域にまで押し上げた希少な伝統工芸「加賀水引」。
加賀水引を使ったイヤリングなどのアクセサリー、香袋などもあるんです。こんなラッピングアート、KAWAii!と思うもの、きっと見つかりますよ。
いかがでしたか。
敷居の高そうな「伝統工芸」ですが、金沢の街を歩くと、キュンとするKAWAiiものに気軽に出会えると思います。
金沢は「弁当忘れても傘忘れるな」と言われるほどの雨の多い街(年間降水日数全国1位)。雨に濡れた古い街並みを歩くのもオツなものですよ。お出かけの際は傘を忘れずに来まっし(来てください)。
人口 | 約46.4万人(平成30年4月現在) | 面積 | 468.64㎢ |
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キャッチフレーズ | いいね金沢 | ||
姉妹都市 | ゲント市(ドイツ) / イルクーツク市(ロシア) / バッファロー市(USA) / ナンシー市(フランス) / 蘇州市(中国) / ポルト・アレグレ市(ブラジル) / 全州市(韓国) | ||
出身の有名人 | 室生犀星(小説家) / 鹿賀丈史(俳優) / 嘉門洋子(タレント) / 田中美里(女優) | ||
ゆるきゃら | かありん / りぃたくん / ひゃくまんさん / 郵太郎 / かたまっちぃ | ||
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