ジモト人がオススメする松江の名所!四季折々の風景が楽しめる松江城『お堀めぐり』に行ってきた
「松江でいいところ?やっぱりお堀めぐりかなあ・・・」というジモト人の言葉を信じ、行ってきたお堀めぐりはやっぱり楽しかった!
こんにちは。なかのひと、ポロシャツです。
10月初旬、松江にある当社の拠点に出張が入った折、ジモトスタッフに「ジモト人も太鼓判の観光スポットは?」と聞いたところ、「お堀めぐりは、結構楽しいんですよね。お友達が来たときとかしか行かないんですけど、ジモト人も楽しめるアトラクションですよ。」とのこと。当日は快晴。空いた時間で行ってきました!
松江城の堀を船でまわる『お堀めぐり』とは?
2015年に天守が国宝指定された松江城。現存する天守で国宝指定されているものは国内で5例のみという貴重な文化財です。
※ ほかに松本城(長野県)、犬山城(愛知県)、彦根城(滋賀県)、姫路城(兵庫県)
松江城を囲む掘や武家屋敷などを含む城下町は、ほぼ当時の姿を残しています。城と堀がそのまま残っている城下町は全国でも珍しく、この堀を小船でめぐる「堀川めぐり」は、一周約3.7kmを約50分かけ、四季折々の風景を楽しめる観光アトラクション。
堀からは、松江城のほか、江戸時代の情緒あふれる街並みや松江の名所、それに桜、アヤメ、アジサイ、彼岸花、と季節の花々も楽しむことができます。屋根付きの小船には、夏は風鈴、秋冬はこたつを完備。ジモト人は普段あまり乗らないそうですが、乗ると「やっぱり楽しい」となるんだとか。
松江から出発。乗船場までは『ぐるっと松江レイクライン』
松江城の堀には、松江「堀川ふれあい広場(黒田町)」、「大手前広場(殿町)」、「カラコロ広場(京店)」という3つの停留所がありますが、定時便が始発で出ているのは「堀川ふれあい広場」と「大手前広場」ということで、「堀川ふれあい広場」から乗船することに。
各乗り場までは松江城の周りを周遊しているバス、『ぐるっと松江レイクライン』を利用。松江駅から市街地を通り、宍道湖をまわって、また松江に戻ってくる可愛らしいラッピングバスです。
松江市交通局
松江駅から乗車して、11番目の停車場で降車。「堀川ふれあい広場」に到着。
堀川ふれあい広場から乗船。武家屋敷や名所をゆっくり楽しむ
堀川めぐり一日乗車券(おとな1,202円)を購入し、いよいよ乗船。船は全長約8m、幅約2m、屋根が付き、中は畳敷き!靴を脱いで上がります。快適です。
これからが寒くなる冬期は、畳に豆炭を使ったこたつがセットされるんだそうで、それも風情があっていいでしょうね~。定期便は朝9時から17時まで15分間隔で出ていて、先発や後発の船を視界にとらえながら、船はゆっくり進みます。
左右には石垣や古の情緒を残す町並み。日本の道100選にも選ばれている塩見縄手の武家屋敷などや、木の間をくぐると「縁を招く」幸せを呼ぶスポットとして有名な『くぐり松』、松江城、カラコロ工房など、松江の名所を1度に見られるお得感と、畳に座ってそれを眺められる贅沢さ。テンションが最高潮に。
船頭さんが軽快な語り口調でそれぞれの名所のいわれなどを説明してくれるのを聞きながら、撮影スポットで写真*を撮るのがオススメです。
※ 堀川めぐり公式サイト内で紹介あり
堀を囲む道には、バス停や休憩所も多く、市民の憩いの場でもあります。散歩中でしょうか、ベンチで休むおばあちゃんも。写真奥に見えるのは、『怪談』で有名な小泉八雲の銅像です。
松江は、ギリシャ生まれの小泉八雲(出生名:パトリック・ラフカディオ・ハーン)が、アメリカから日本に来て初めて暮らした街であり、中学校の英語教師として1年5か月を過ごした地。小泉八雲記念館も近くにあります。
堀には水辺を求める動物たちも集まってくるようで。この日はアオサギに会えました。
まるで遊園地のアトラクション。狭い橋げたをくぐるときは・・・
橋の下をくぐるのもこのツアーの名物。堀には17の個性ある橋がかかっていて、そのうち4つはかなり低い!
橋げたをギリギリくぐって進みます。
前方に見えるあの橋、というか、トンネル??くぐるの??
その時、屋根が下がってきて、船がぺしゃんこに。体を曲げないとぶつかってしまいます。上から見るとこんな感じ。
ということで、無事、低い橋をくぐり抜けると、松江城が。
この日は、どなたか分からないのですが、ボランティアの方でしょうか?みごとなおひげをお持ちのサービス精神旺盛なおじ様も登場して盛り上がりました。
とまあ、とにかく飽きない50分。大変楽しいアトラクションでした。
なんと!松江の『堀川めぐり』は今年(2017年)で20周年。20年を記念して、堀に潜む忍者を見つける親子向けイベントや、同じ20歳の方は無料で乗船できるキャンペーンなども開催中です。
親子2代3代、松江のジモト民の生活に根づく堀川をめぐるスポット。松江に来た際はぜひ、足を運んでみてください。