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アートパラ深川おしゃべりな芸術祭で発見!新しいアートの楽しみ方

障がいのあるアーティストを支える、アートイベントに協賛

なかのひと

皆さんは“アート”というとどんなイメージを持たれますか?

「心を豊かにしてくれる」「観ていて楽しい」と思われる方もいれば、「敷居が高い」「どう観ればいいかわからない」と思われる方もいるかもしれませんね。そんなアートがもし、街中にあふれていたら…そして私たちがそのアートを楽しむことで、誰かの支えになっていたら…?

今回は、ベルシステム24(以下、当社)がメインパートナーとして協賛したイベント「アートパラ深川おしゃべりな芸術祭」についてご紹介します。

関連リリース
2022.09.14 ベルシステム24、障がいのあるアーティストの作品を展示する「アートパラ深川おしゃべりな芸術祭」に協賛
https://www.bell24.co.jp/ja/news/holdings/20220914/

こちらは、障がいのあるアーティストの方々の作品を、東京・深川エリア、豊洲エリアの街中を舞台に展示するユニークなイベントで、2022年の9月から10月にかけて開催されました。

さっそく、そのイベントの模様をお伝えしていきましょう。

アートパラ深川とは

アートパラ深川おしゃべりな芸術祭2022の紹介動画はこちら

アートパラ深川おしゃべりな芸術祭は、江戸時代からの風情や情緒を残す下町・深川の街中を美術館に見立て、障がいのあるアーティストの方々の作品を展示する、市民の手で作られた芸術祭です。「共に生きる」をテーマに2020年からスタートし、3回目の開催となる今年からは豊洲エリアにも拡大しました。

深川エリアは、富岡八幡宮や深川不動尊など歴史的な神社仏閣のある「門前仲町」、カフェやアートの街として近年人気が高まっている「清澄白河」、下町ならではの雰囲気が残る「森下」で、それらの街のいたるところに約450点ものアート作品が飾られています。

清澄庭園内にも展示
街のいたるところに展示され、気軽にアート作品に触れられる

これらの写真は、障がい者アートの全国公募展である「アートパラ深川」に向けて全国から寄せられた作品の数々の一部。今年はなんと、5歳から86歳までのアーティストの方々から547点もの応募があったそう!

審査により131点が入選し、大賞、特別審査員賞、協賛企業賞などの各賞が45点に授与されました。審査員は、年齢や性別、またその障がいの度合いという情報をもっておらず、あくまでも「アートとしてのクオリティ」によって、審査されます。

審査は、審査委員長の作家・林真理子さんをはじめ、デザイナーのコシノジュンコさん、華道家の假屋崎省吾さんなど、日本を代表するクリエイターの皆さん!コシノジュンコさんはインタビューの中で「このイベントを始まりにし、だんだん芸術家としてレベルをあげていってほしい。続けて参加していくことに意義がある」と、アーティストとしての成長にも期待を寄せています。

応募547作品。各賞受賞45作品の発表記者会見には著名人も参加
各賞の受賞式にはリアルとオンラインで受賞者本人も参加し、盛大に行われた
当社が企業賞として選定したDAIKIさんはオンライン参加。当社から盾を授与した
受賞者の記念撮影。関係者の笑顔と歓声で溢れていた

障がいのあるアーティストの方々が、自身の個性や才能を活かし、開花させたアートの数々。ふと街で出会ったそのアートが、私たちをつなげ、まわりとの対話を生む…。また私たちがアートを楽しみ、価値を見出すことで、障がいのある方々が社会とつながることができ、やりがいや生きがいを感じられる…。 そんなアートパラ深川おしゃべりな芸術祭の趣旨に賛同しました。

ベルシステム24ホールディング賞を社員投票で選定

社員による投票で決定した、ベルシステム24ホールディング企業賞「虹の彼方に Be Friends」

およそ30の作品が協賛企業賞として選定され、当社でも1作品選ばせていただきました!まずはたくさんの作品の中から、7点の候補をチョイスし、社内投票という形で企業賞を決定。社内投票を行っての選出を事務局の方にお伝えすると、感激されていました!

「どの作品も素晴らしいから…」とみんな頭を悩ませながら、総投票数230票、最終的に決定したのはDAIKIさんの「虹の彼方に Be Friends」!

理由をピックアップすると…

人も動物も楽しそうで、髪の色、肌の色、性別も関係なく、みんな楽しそう
虹や橋から社会や従業員との繋がりや広がりも感じました
色使いや細かなところまで丁寧に描かれているのが「すごい」の一言!

など、たくさんの声が届きました。
よく見ると、隙間なく人物や動物、たくさんのキャラクターが描きこまれていて、その作品の緻密さと、鮮やかな色合いに心を奪われます。見ているだけで、元気をもらえる作品です。
DAIKIさん、素敵な作品をありがとうございます!

当社ではこの取り組みや作品の素晴らしさを全国の社員にも知ってもらいたいと、今後レプリカを全国のオフィスの休憩室に飾る回顧展なども企画中です。

作品設置のボランティアにも参加

富岡八幡宮で作品を設置。楽しい体験でした

今回の協賛では、当社の社員が、作品の設置・撤去ボランティアを実施しました。場所は富岡八幡宮。大きな鳥居や美しく整備された参道まわりと、バランスを見ながら作品を手に取り、設置していきます。設置しながら「私はこれが気になる」「鳥居の赤と、絵の赤が合っているね」など、アートに夢中に!

アート作品の展示は街中だけではなく、入賞した131点の原画作品は、深川江戸川資料館と森下文化センターの2カ所で展示されました。

深川江戸川資料館での展示会の様子

こちらでは、気になった作品に応援投票ができる仕組みとなっています。また、気に入った作品のポストカードを、5枚まで無料でプレゼントとして頂きました!

来場者は自分がいいと思った作品にシールを貼る。シールは作者にお渡しするんだとか
自分の選んだ作品のポストカードがもらえるうれしい特典も

見学されていた方からは「アーティストが、毎年だんだんとレベルアップされているのがわかる」「作者さん同士で語られて、仲良くなっている光景も見かけた。とても素晴らしい」と、素敵なお声をたくさん聞くことができました。

当社社長も来場し、作品の背景など説明を受けアートを愉しんだ

また、会場のボランティアの方々と、そのアートの魅力についておしゃべりしながら鑑賞できることも、醍醐味の1つ。絵が描かれた背景や、アーティストの方々の想いに耳を傾けたり、感想を伝え合ったり…おしゃべりすることでアートの魅力がさらに深まった気がします。

アートパラ深川のサブタイトルは「おしゃべりな芸術祭」。

アートを楽しむ。気構えする必要などまったくなくて、誰かとコミュニケーションをとるように、アートともまた気軽に対話をするべきなのかなあ、と感じました。


いかがでしたでしょうか? 街中を美術館にするユニークなイベント「アートパラ深川おしゃべりな芸術祭」。バックグラウンドに関係なく、私たちがともに同じ社会を生き、それぞれの人生を豊かに過ごすことができるように…。当社はこれからも、障がいのある方々がやりがいをもって働ける環境づくり、アーティストとして成長できる場への支援に取り組んでまいります。

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