ご挨拶にも書いた通り、私デスクはランニングが趣味。先日もハーフマラソンに出走してきました。
そんな僕が当社の31拠点をRUNで紹介してしまおうという「～拠点RUN!～ 走って紹介、ベルの拠点31」。
チームにこの企画の話をすると「31は・・・無理じゃないですかね」「出張にかこつけて走ってるだけですよね」「それ面白い・・・ですか？」等、ありがたいコメントをいただきましたが、「問うな踊れ」と、まずはやってみようと。
本人もいまだ落としどころが見えないままの見切り発車感がぬぐえませんが、車や自転車ではなく、走って地道に探索すると、何か面白い発見があるのでは？？
なんて期待を込めた第1回目は、福岡。福岡博多に5つある当社の拠点を回ってきました。
博多大博通りから祇園駅周辺、那珂川（なかがわ）を渡って天神・赤坂を抜け昭和通り沿いがゴール。１周約6キロの道のり。
あいにくのバッドコンディション。朝8:13 ランニングスタート
とある秋の土曜の朝8時13分、Tシャツとショートパンツに、ウインドブレーカーを羽織り、大相撲秋場所が行われる福岡国際センターの隣に位置する福岡サンパレスホテルを出発。雨がぱらつき、少し涼しい。まずは、博多有数の商業施設キャナルシティ（博多区住吉1丁目2）に入居する福岡第1ソリューションセンターに向け出発。
雨に濡れる大博通り。歩道をゆっくりと走り始める。少し雨が強くなる。
300メートルしか走っていないのに、後悔が頭をもたげてきた。
ホテルからキャナルシティまでは約2キロ、ゆっくり走って15分弱の距離。迷う気持ちを押し殺し、頭の片隅でやめる理由を探しながら、木の下を選び、雨を避けて走る。すれ違う急ぎ足の学生や会社員、福岡の日常の朝。
雨がひどくならなければいいけど・・・。少しピッチを上げる。
大博通りから昭和通りを抜け、土居通りへ。博多っ子から「お櫛田さん」の愛称で親しまれる博多の総鎮守、櫛田神社を通り過ぎる。
中州新橋をくぐる交差点で、雨が強くなる。ビルの軒下を借りて信号が変わるのを待つ。タクシーに急いで乗り込む女性が、全身雨に濡れた怪しいランナーを奇異な目で見る。
ほどなくして、無事キャナルシティ博多に到着。雨はどんどん強くなる。
残りは4拠点。全身びしょ濡れ、でも逆にもう雨は、濡れることも気にならない。
奇異な目も・・・気にしない。
「では、次、駅前JRJPビル。いきますか。」
朝の商業施設の玄関で、びしょ濡れでつぶやくおじさん。
明らかに怪しい。
キャナルを出てすぐの路地裏には、興味深いお店が並んでいた。
ランニングで街中を駆けると、車では見落としてしまうような景色や、どこかの雑誌やテレビで見たお店に偶然出会うことができるのがいい。
この日も、こくてつ通りの先で「博多 鯖鉄」というお店をみつける。博多を代表する郷土料理 “ごまさば” もあるように、鯖は博多市民おなじみの食材。店先のメニュー表には、『鯖のからし味噌焼き』『鯖のかば焼き』『鯖鉄の塩鯖』。「・・・おいしそうだな」
そういえば、朝ご飯まだだった。
夜は鯖料理かな、と思いながら、RUNは続く。
キャナルを出発して約1キロ。約5分程度で、九州支店と福岡第4ソリューションセンターが入るJRJPビル（博多区博多駅中央街8番1号）に到着。博多駅直結の新しいビルだ。
地下にはその名も「駅から三百歩横丁」がある。
次は目と鼻の先、福岡第3ソリューションセンターのある福岡朝日ビル（博多区博多駅前２－１－１）。再び大博通りに戻ってきた。
次は、那珂川の向こう側、天神地区へ。再びキャナルシティを抜けて、那珂川を渡る。
お。雨が上がった。体が温まって汗ばんできた。キャナルシティ周辺の路地を進む。
キャナルシティ付近で、不思議な看板を発見。
「ど？」
気になって表に回ってみる。ん？どこかで見たみた建物。
表札に「どろんこほいくえん」。「どろんこほいくえん」の「ど」か。
そうだ！NHKの番組「72時間」で紹介されていた保育園。
この辺りの飲食店などで、遅い時間まで勤める人たちに向けて、深夜まで子どもを預かる保育園だ。「こんな繁華街にあるんだなあ」と少し驚いた。こういう発見は嬉しい。
博多と天神の中央を、中州地区を囲むように流れる、那珂川。博多の人々の生活は那珂川と共にあるのだろう、おそらく。
橋を渡って渡辺通りを右折。約1キロで4つ目の拠点に到着。商業施設「Bivi福岡」（福岡市中央区渡辺通4-1-36）に入る福岡第5ソリューションセンター。
ふー、もう一息。最後の拠点まであと1.5キロ。
渡辺通りから昭和通りへ。天神地区を走る。心なしか足が軽い。雨も上がった。
5分ほどで最後の1つである当社福岡第2ソリューションセンター（福岡市中央区大名2－9－27）に到着。無事ゴール！
前半はいろんな意味で過酷でしたが、最後は気持ちのいいランでした。
次回は北海道で走ろう。札幌から旭川って何キロあるんだろうか？・・・。
それにしても、のどが渇いたし、お腹がすいてきた。
ランの余韻を楽しみながら、ストレッチを兼ねてホテルまでゆっくりと歩きはじめる。
まずはミネラルウォーターを買って、と。
・・・あれ。しまった、一銭も持ってこなかった。
