歌手とラジオDJ歴20年。仕事も夢も家族との時間も大事に生きていくベテランスーパーバイザー
ユニークな社員にフォーカスする企画。第1弾は歌手・ラジオDJタッシ―田代さん
こんにちは、なかのひと、前説のスミです。
私は重度の聴覚障害を持ち、美大から日本画作家を経て、ベルシステム24(以下、「当社」「ベル」)にデザイナーとして就職、社内外で実績を積んで早17年、社内でもちょっとしたユニークな存在と自負しています。
ユニークといえば、当社にはいろんな背景や才能、資格を持った、多様な人たちが働いています。
社員や当社に興味を持ってくれた方たちに、その人たちの存在を知ってほしい。
自分らしい生き方や得意なことを最大限に尊重し、社内の制度を活用しながら、仕事でもプライベートでも活躍されている人たち。その存在を知ることは、仕事や人生にプラスに働くかもしれない。
また、その人たちを通して、当社が多様性を受け入れ、多様な働き方ができることを伝えたい。なぜなら、私自身も社員になって以降ずっと、自分が活きる”得意なこと”で、自分なりの働き方をさせてもらえている当事者だから。
そんなことを思って、ユニークな社員を紹介する企画を立ち上げました。
ユニークな社員を紹介するポスターの第1弾は、2020年春のこと。
北海道から沖縄まで、全国37拠点の休憩室や、採用イベントのブース等で展開しました。
社内で話題にもなりましたが、さらに多くの方に知ってもらいたいと、サイドストーリーも合わせて、ジモタツで紹介させていただくことになりました。
第1弾で紹介したのは、タッシ―田代こと田代高司さん。
歌手「歌イビト語ル」として活躍する傍ら、20年もの間、ラジオDJで週1のレギュラー番組を持ち、2021年11月12日に放送1100回を記録。
同時に、当社ではオペレーション管理者として活躍しています。
田代さんのサイドストーリーは、前編・後編にわけて配信、
前編では、当社の採用面接を受けたきっかけから、芸能活動と両立してお仕事をされてきた経験談までをお届けします。
前編目次
- 面接を受けてみたら合格
- ベルでの経験は芸能活動に活かせる
後編目次
- 働いていてよかったなと思う機会が増えてきた
- 上司の理解と職場の受容が大切
- 今ここにいるということに自信を持ってほしい
2002年 | 芸能活動の資金稼ぎでシフトに融通が利くアルバイトを探し、入社 |
2002年 | 3か月で管理者にスピード昇格 |
2016年 | 勤務状況やプライベートを公開し、作品に昇華するスタイルへ |
2018年 | 収入を上げるために頑張っていたら、できたばかりの制度、短時間勤務型社員に昇格 |
2020年 | 社員紹介ポスターに出演、自身のレギュラー番組に当社社員を招いてインタビューを実施 |
面接を受けてみたら合格
Q.田代さんが当社で勤務し始めたきっかけについて教えてください。
2002年2月に、コールセンターのコミュニケーター(以下、CM)として入社しました。
当時からバンドのボーカルをやっていて、その延長でラジオの仕事をすることになったのですが、「毎週金曜日に来て出演してもらう必要があるけど、大丈夫?」と聞かれて、嬉しくて、二つ返事で「大丈夫です!」と答えてしまいました。そのため、金曜日に休める仕事に就く必要があり、シフトが選択できるアルバイトを探していました。
Q.なるほど、それでシフト勤務が可能な当社を選択されたのですね。
はい。当時は不況だったこともあり、あまり求人がなかったのでどうしようか悩んでいたところ、ベルでスーパーバイザー(以下、SV)をしていた妻から「試しにベルの求人に応募してみたら?」と。そんな難しい仕事はできない!と思いましたが、「洒落でもいいから受けてみたら」と背中を押され、面接を受けたら合格。そのまま勤務し続けて、今に至ります。
Q.入社時から現在まで、どのようなお仕事に携わってきたのか教えてください。
金曜日に休みを頂くことを条件として、最初はインターネットプロバイダの業務でCMとして働き始め、3カ月ほどでリーダー(以下、LD)に昇格となったと記憶しています。その後、さらにSVに昇格し、大手通販会社の業務で新規業務を立ち上げるなど6年ほど携わりました。他にはスマホゲームの業務や電子書籍に関する業務などを経験し、現在は新人研修の講師などの仕事をしています。
ベルでの経験は芸能活動に活かせる
Q.入社当時から芸能活動と掛け持ちされていますが、過去から現在にかけて、心境の変化を教えてください。
入社してからしばらくは、芸能活動のために資金稼ぎでアルバイトをしているというモードで、芸能活動とプライベートは分けて考えていました。ラジオ内でも、今でこそベルで働いていることを話していますが、当時はアルバイトをしていることやプライベートな話はまったく表に出していませんでした。
あれから約21年、今は芸能活動とそれ以外とを分けることはあまり考えなくなりましたね。仕事をしている自分も、芸能活動している自分も、全部自分自身で地続きという思考になっています。
Q.考え方が変わってきたことには、何かきっかけがあったのでしょうか?
色々な経験を経て、色々な出会いや刺激を受けて徐々に変わってきたように思います。
ラジオでもライブでも、お客様は、こちらが人生をバチーンとぶつけているものを披露しないと拍手してもらえないんですよ。ということは、日ごろ働いている中で得た経験などを含めた「全部の自分」を作品にぶつけないと、恰好つけてるだけで終わってしまう。そう思うようになってから、ベルで働いていること、プライベートなこと、例えば、家族がいる、娘が双子である、などを公表するようにしました。
Q.入社当時から、ベルで働く時間をコントロールしながら働かれていたのですか?
昔はどちらかというと芸能活動優先のシフトにしていましたが、今はバランスを取りながら働いています。具体的な勤務で言うと、今も昔も、週4日で1日8時間勤務といった働き方です。
収入を家に入れなければならず、CMやLDの時給ではどうしても生活が立ち行かないので、役職を上げなきゃと頑張っていたら、今の役職になっていたという感じです。(笑)
Q.ベルで働きながらの両立について、大変だったこと、苦労した点があれば教えてください。
大変というか、申し訳ない気持ちになることが多々ありました。例えば、CM10人、SV1人といった構成の業務の場合、私はラジオ番組のため金曜日を休まなければならないので、もう1人SVを立ててもらっていて、その人には必ず金曜日に出勤してもらうことになるため、申し訳ないなと思うことがありました。
Q.それを解決する仕組みがご用意できればいいのですが・・・
短時間勤務型社員の方がもっと職場にたくさんいてくれたら、シフトをシェアしながらお互いWin-Winで運営できるのでは?と思います。そういった意味でも、ベルの中でもっと短時間勤務型社員の方が増えてくると嬉しいな、と思います。
Q.ベルで働きながらの両立について、良かったことはありますか?
出会いの機会が多いことが、芸能活動に活かせていると感じています。様々な声も世の中を知ることができて勉強になりますし、それをラジオや歌の作品に反映できていますね。
以前、200人規模のセンターで勤務していた時は、一緒に働く大勢の人たちと向き合うということも貴重な経験になりました。雑談の中にも多くの学びがあり、芸能活動のヒントが見つかることもありました。
いかがでしたか?
コロナ禍の前、ラジオの生放送中に取材や撮影をさせていただきましたが、田代さんは終始、とても豊かで生き生きとした表情をされていました。聞こえない私には内容がわかりませんでしたが、カメラのファインダーを通して田代さんや共演の皆さんを見ていて、自然と笑みを浮かべながら、シャッターを押し続けていました。そこにいるだけで、楽しさや幸せが伝わるような人でした。
後編は、田代さんの芸能活動と両立してみて感じたことや、皆さんへのメッセージをお届けします。
ぜひ、こちらもご覧ください。
後編目次
- 働いていてよかったなと思う機会が増えてきた
- 上司の理解と職場の受容が大切
- 今ここにいるということに自信を持ってほしい
タッシ―田代 公式Twitter
https://twitter.com/utaibito_TT?ref_src=twsrc%5Egoogle%7Ctwcamp%5Eserp%7Ctwgr%5Eauthor
最新イベント・講演情報
http://utaibitokataru.com/歌イビト語ル/公演予定/
タッシ―田代メインパーソナリティ番組
FMこうのすフラワーラジオ(76.7MHz)
『トワイライトアベニュー767』(毎週金曜15:00~19:00)
『土曜日どお?どお?どお?』(毎月第3土曜日12:00~15:00)
https://fm767.com/
タッシー田代のラジオ音源どお? (jugem.jp)
歌イビト語ル公式HP
http://www.utaibitokataru.com