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新年あけましておめでとう餃子います。

「餃子女子」必見、「かわさき餃子」オススメ店3選

老舗名店で頂く、かわさき餃子の世界。今年もやっぱり餃子が好きです。

くまる

新年あけましておめでとうございます。ジモタツなかの人くまるです。
私は年明け早々、『餃子愛』が始まっています。

お正月も三が日を過ぎると、おせちの次に食べたいものを考えるわけですが、どうしても頭の片隅に「餃子」というキーワードがあり、いつもそこに戻ってしまう。これはもう、ヒットしてしまうわけなんです。巷で近頃いわれる“餃子女子”、そう、まさにそれです。

さっそく知り合いに「餃子女子」を公言すると、「へ~。じゃあ、川崎の餃子は食べたことあるんだよね?(したり顔)」と聞かれ、福岡出身の私には「まだ・・・」とも言えず。

当社の拠点が入るソリッドスクエアから、徒歩10分ほどの地域に餃子エリアがあるとのこと、「餃子女子」的にまずい!こりゃいかん!とこっそりさっそく川崎へ餃子を食べに行って参りました。

川崎と言えば、餃子の激戦区。今回食べ歩いた数ある「かわさき餃子」中から餃子女子(初心者)の私がぜひオススメしたい3店舗をご紹介します!

味の店 餃子「太陸」

まずは、京急川崎駅から徒歩7分、川崎銀柳街から仲見世通りを直進すると一際目立つ真っ赤な看板が印象的な「餃子 太陸」。

昭和36年創業のジモト密着型の名店で、常連さんが多い。お昼前にもかかわらず、店内はすでにお客さんでにぎわっていました。
ではさっそく、待ちに待った餃子を頂きましょう!

餡が多めでしっかりとした味付けが美味です

キターーー!外側のサクっとした食感と、噛むとじゅわ~っと溶け出す野菜の旨味と肉汁が絡み合う絶妙な味がたまりません!
餡はしっかりと味付けがされているので、1つ目はそのままで頂きます。
2つ目は、こちらもポイント、こだわりの自家製ラー油『太陸』と酢をつけて頂きます。ラー油×酢の組み合わせは、マスターのオススメです。(7(ラー油):3(酢)がオススメ)

そしてこちらもこのお店の名物。見てビックリ食べておいしい「タワーかた焼きそば」です。

見よ、このボリューム!これが「タワーかた焼きそば」

以前は、通常の1.5倍の「大盛りかた焼きそば」としてメニューに出していたのですが、さらに、量を2倍に増やし「タワーかた焼きそば」としてリニューアル!

出てきたときの衝撃に、餃子女子たるもの『インスタ映え』を狙って写真を撮らずにはいられません!

そして2~3人で食べるのをお勧めします。(死にます)

「太陸」マスターの中西さん

「太陸」のマスター中西さんは、TV番組で『インスタ映え』特集を見て、この「タワーかた焼きそば」を考案。インスタ効果か、最近では女性ひとりで注文してペロリと平らげるツワモノも現れるようになったんだとか。

マスターの一番うれしいことは?と聞いたところ、「食べたお客さんが喜んで帰ってくれること」とのこと。今後は、創業以来の変わらない味を守りながら、時代のニーズにあったものを作っていきたい、と笑顔で語ってくれました。

餃子 太陸
〒210-0005 神奈川県川崎市川崎区東田町1-12
TEL:044-222-7484
[月~木] 11:00~14:00、17:00~23:30(L.O)
[金・土] 11:00~14:00、17:00~翌1:30(L.O)
定休日:日曜日・祝日

中華「成喜」

次に紹介するのは、「中華 成喜」。
JR川崎駅から徒歩5分。新川通りからチネチッタ通りへ入り、サークルK横の細い路地(名画通り商店街)に進んでいくと、「成喜」の看板を発見!
お昼時だったので店内は大忙しです。

オススメは、餃子と四川麻婆です。

こちらの餃子は厚めで弾力のある皮

こちらの餃子は厚めの皮が特徴。厚めでもっちりとした皮がカリっと焼かれて、噛んだ時にあふれる餡のジューシーさをより引き立てます。
餡の具材は、キャベツ・ひき肉・ニンニク・ニラ・ネギと、いたってシンプル。あえて変わらないシンプルさにこだわっています。

後引く辛さがたまらない。土鍋で頂く四川麻婆

お酒好きな方にオススメしたいのは、四川麻婆。熱々の土鍋で最後まで痺れる辛さと香りを楽しめる一品。辛いのに止まらない。やみつきになるおいしさです。
私ならごはんが欲しくなるけれど、ビールと組み合わせて注文される人が多いそうです。

3代目店主の鬼塚さん

成喜さんは川崎の餃子店の元祖。実は創業当時は日本料理のお店だったそうですが、試験的にメニューに加えた餃子の爆発的人気に後押しされて中華専門店になったのだそう。昭和12年創業から変わらない味でジモト人に愛され続けています。

成喜さんも参加した、昨年の9月に川崎で行われた「全国餃子まつり」は、2日間で4万人の来場者を記録。

「餃子まつりでの人気を見ても、餃子が人を惹きつけるパワーに改めてすごいな、と思いました。うちの店で3人組のお客様が餃子を60個注文されたのには驚きましたけど。」と3代目店主の鬼塚さん。

オリジナルティを求めた餃子が世にあふれる中、代々受け継がれるシンプルな味を当たり前に守り続けることが愛され続ける魅力でした。

中華 成喜
〒210-0023 神奈川県川崎市川崎区小川町2-11
TEL:044-244-4888
11:30~21:30(LO 21:00)
定休日:無休(年末年始を除く)
公式HP:http://www.naruki-kawasaki.com/

中華料理「天龍」銀座街店

そして最後は「天龍 銀座街店」。
京急川崎駅から徒歩2分、JR川崎駅からは徒歩5分、市役所通りを歩いていくと「天龍」が見えてきます。こちらも時間帯にかかわらず続々とお客さんがやってくる繁盛店です。

看板メニューの餃子とタンメンを頂きました。

餃子は6個入りで290円です。安い><!!

まずは餃子から。
少し薄めで柔らかくもちっとした皮と野菜と肉の旨味がつまった餡は丁度良いバランスで、気づくとペロッと食べちゃうくらい口当たりがふわっと軽い。こちらの餃子の皮はなんと8時間熟成させてるそう。

そして川崎餃子の特色の1つでもある、「かわさき餃子みそ」にもとても合います。

もっちり・カリッと・ふわっとな餃子
キャベツは使用せず、白菜の「タンメン」こそが天龍の味

次にタンメン。
餃子に負けないお店の看板メニューなのですが、なんとこの日は「タンメン還元の日」として通常580円のところ300円で提供していました。ラッキー!

たっぷりの野菜の味がしみ込んだスープと絡み合う太めの麺。キャベツは使わず、白菜で作るのが天龍のタンメン。濃すぎない優しい味はさらに食欲をそそります。

使用される野菜は自家農園で栽培されていて、決して冷凍や作り置きはしない、その日に作ったものは、その日に売るというこだわりです。

代表の谷口さん

代表の谷口さんに聞いたところ、毎日食べに来てくれる常連さんから「入院しても餃子が食べたいから病院まで持ってきてほしい」とメールをもらったり、小学生の時から買いに来てくれていた子が高校生になって働いてくれたりしたそうで、ジモト人とのエピソードにあふれたお店。

「これからも、変わらず安全で健康な美味しさを届けていきたいですね。特にタンメンは1食で野菜の栄養、豚肉からビタミンなど様々な栄養が摂れるので、中華のジャンクなイメージを変えていけたら。」と谷口さん。次の人気メニューも開発したい、と語ってくれました。今後のメニューも楽しみです。

中華料理 天龍 銀座街店
〒210-0006 神奈川県川崎市川崎区砂子1-1-1
TEL:044-200-9061
11:00~26:00
定休日:無休

思わず試してみたくなる「かわさき餃子みそ」

川崎餃子の最大の特徴と言えば、みそだれで食べる独特な食べ方。味噌で餃子?と思う方もいるかも知れませんが、合います。
そんな餃子みそ、購入することができます。

餃子専用みそだれ「かわさき餃子みそ」
「かわさき餃子みそ」味のカシューナッツ

こちらの「かわさき餃子みそ」や「餃子みそ味カシューナッツ」は、川崎の新たな名物「かわさき餃子」のPRを通して、地域の活性化を図る目的で発足した「かわさき餃子舗の会」が開発、販売。現在では川崎地区の餃子を提供する約30店がこの会に参加してしています。

「かわさき餃子みそ」はこの会の会長でもある、ご紹介した「中華 成喜」の2代目社長の鬼塚さんや、会員の店舗が協力して味の監修を行っています。会員の店舗で買えるので、どんな味か気になる方もぜひお土産におひとつどうぞ。※ 詳しくは各店舗にてご確認ください。

「餃子みそ味カシューナッツ」は、味噌とカシュ―ナッツの相性が抜群で、濃いめの味付けはおつまみに最高。餃子女子の家呑みにもぴったりです。常備したいです。

かわさき餃子舗の会HP

おまけ ~餃子女子と川崎~

工場夜景とギョーザと私
圧倒的な存在感を放つ工場夜景

せっかく川崎に来たんだからと、お土産にいただいた餃子を持って工場夜景見学を敢行。夜景スポットである千鳥町貨物ヤード前は化学系プラントの迫力と幻想的な夜景が楽しめます。

夜景に美味しいグルメがあれば鬼に金棒。ということで、お土産の餃子を食べながら鑑賞。餃子と工場夜景の奇跡のコラボをお楽しみください。

東扇島東公園からの夜景

静かに夜景を楽しみたい方には、東扇島東公園はいかがですか。静かな空間で時間の流れをゆっくり感じることができるので、デートにおススメです。餃子女子のデートコースは決まりですね(笑)

いかかでしたか。
少しでも餃子愛が伝わりましたでしょうか。

ご紹介した3店舗はそれぞれ違う魅力がありますが、地域の活性化に役立ちたいという想いで「かわさき餃子舗の会」としてひとつの繋がりを持っています。

今回は、餃子を通して街に対する想いや人の繋がりまで感じることができて、“やっぱり餃子はすごい”と餃子愛に拍車がかかる取材となりました。餃子女子上級者を目指し、これからも餃子を愛していきます。

ぜひ皆さまも川崎でお気に入りの餃子を探してみてください。

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