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範囲せまっ!~半径300mグルメマップ~ 4  横浜元町

雑踏から離れた"隠れ家"で上質な「時」と「食」を楽しむ 『キッチン ナスコンディーノ』

横浜元町裏通り。うっまー!となる料理を、居心地のいい空間で気取らずに味わえる、温かな隠れ家レストラン。

なかのひと

こんにちは。記者の生活圏から半径300mというせま~い範囲の中で1店だけ、イチオシのお店を紹介する企画「半径300mグルメマップ」。今回ご紹介するのは、神奈川県横浜市中区元町にある「キッチン ナスコンディーノ」さんです。

通常は記者のなじみあるお店から選ぶのですが、今回は、そのなじみ店のマスターの一人にご紹介いただき、はじめて足を運んだお店です。

結論から先に言います。

うっまー!愛する妻にも食べさせたーい!
(薦めてくださった)マスター、ありがとう!

一皿目を味わったときにはすでに、“通おう”と思った瞬間。取材同行者もおいしさのあまり、足をばたつかせていました。

"Nascondino"とは、イタリア語で「かくれんぼ」のこと。にぎわう元町ショッピングストリートの裏、静かな住宅街にそのお店があります。

みなとみらい線「元町・中華街駅」元町口から徒歩5分。日本で最初のイギリスパン(食パン)を作られた「ウチキパン」から「外国人墓地」の下に入ってすぐ、右手の短い階段を降りた先に「キッチンナスコンディーノ」はあります。

駅近ながらなかなか気づけない、路地裏の隠れ家レストラン
お店への行き方
(イタリア国旗の)トリコローレカラーの一軒家
お店外観

まさに「隠れ家」といった雰囲気の一軒家。真っ赤なイタリアンレッドのドアを開けると、よくある一軒家の玄関があり、友だちの家に遊びに来たような感覚。そこを土足であがるという禁断の恍惚(?)を感じながら、ダイニングルームへ。席は18席ほど。

内装はシェフの星野さんとお母様のセンスが光る、イタリアっぽさにこだわらない、かしこまらないカジュアルさと居心地の良さを感じます。気さくなお二人だから作れた空間でしょう。一軒家ということもありますが、肩の力を抜いて、くつろげる空間です。

自然光と昼光灯のやさしい光に包まれた空間
店内

ランチはパスタとリゾットからメインメニューを選ぶセット形式。デザートもついてます。ディナーはすべてアラカルトになっています。選べるメニューは40品ほど。

昼はセット、夜はアラカルト
昼のメニューと夜の料理写真

人気メニューベスト3は、「ウニのクリーム焼リゾット」、看板メニューでもある「ナポリタン」、そして季節限定メニューの「冷製カルボナーラ」。

まずは一番人気という「ウニのクリーム焼リゾット」をいただきました。女性のお客様が多く、パスタよりもリゾットを選ばれる方が多いそう。

ウニのクリーム焼リゾット
リゾット

表面に焼き目を付けてあり、クリームが焼かれた香ばしい香りと、ウニクリームの濃厚さ、さらにそこにレモンのさっぱりした酸味が加わり・・・、鼻と舌を同時にふわっと刺激してくれます!実はウニが苦手なこのボクが、『幸せ・・・』と感じる深い味わい。一皿目でこれ!他の料理もワクワクしてきます。

次は王道のナポリタン。「最後の晩餐で食べたいものはナポリタン」と宣言しているボクを、果たして満たしてくれるかな?(ニヤリ)と上から目線で口に運ぶと・・・、

ナポリタン
ナポリタン

横浜の老舗ホテル「ホテルニューグランド」のザ・カフェや野毛・桜木町界隈の古くからの洋食屋で食べるナポリタンとは違う、新たな味わいの発見が。やさしい自然な甘みが口の中に広がり、これは大人のみならず子どもたちもきっとはまるおいしさです。

このナポリタンは、シェフが横浜の老舗バーにいたときに作っていたもので、地元おなじみのクレイジーケンバンドの方が感服してブログで紹介してくれたこともあるんだそう。その気持ち、分かります。

最後にいただいたのが季節限定メニュー、「冷静カルボナーラ」。

冷製カルボナーラ
冷製カルボナーラ

「冷製カルボナーラ」のクリームは濃厚でありながらさらっとしていて、半熟卵の黄身とからめても口に広がるおいしさはしつこくなく、本当に夏におすすめの1品。冷製パスタというと、トマトや極細麺(カペッリーニ)の固定概念を持っていた自分の無知さを後悔。

シェフが、いまお店に来たらぜひ食べてほしい一品としてあげたのが、この「冷製カルボナーラ」と「ウニの冷製クリームパスタ」。どちらも9月末までの季節限定メニューなので、ぜひ食べてみてください。

その他、夜のアラカルトの前菜で人気が高いメニューを聞いたところ、「砂肝の柔らか煮」や「鶏の軟骨のペペロンチーノ、半割レタスを丸ごと出す珍しいスタイルの「レタスのシーザーサラダ」だそう。あ~ぜんぶ美味しそう。ぜひこちらも味わってみたい。

オープンもなじみのお客様がきっかけ?何度でも足を運びたくなる、気取らずに贅沢な時を過ごせる店

シェフの星野さんとお母様
星野さん親子

キッチンナスコンディーノさんは、この春にオープンしたばかり。シェフの星野さんに元町にお店を出した理由を聞いてみました。

星野さん:実は2年前、この場所で違う会社がレストランをやっていて、そこで働いていたのですが、今年初めにたまたまこのあたりを歩いていたら、当時のお客様何人かに出会ったんです。その時に彼らから「あのお店、居ぬきで出たよ」と聞いて、ちょうど自分でやりたいな、というタイミングに合っていたので、ここで始めることにしたんです。始める際にも、お客様には相談にも乗っていただいたり、今も来ていただいたり、お店の事もあまりPRしていないのですが、お客さんが口コミで広めてくれたりしてくれているんです。感謝しています。

昔のお客様が今でも何度も足を運びたくなる気持ち、何となくわかります。料理は言うまでもないのですが、この居心地の良さもまた来たくなる理由のような気が。かく言うボクも取材日の週末にさっそく再訪し、家族でランチセットを楽しみました。

「このあたりのお店は、夜は大抵コースを出すところが多いんですけど、家族で気軽に楽しんでほしかったので、あえてアラカルトオンリーにしてるんです。同じ理由でお酒もワインだけじゃなく、日本酒も梅酒も置いてます。」とシェフ。

居心地のよい空間で、ほっこりとして時間を忘れ、美しく繊細でセンスあふれる味を楽しむ。そんな贅沢な、隠れ家レストランでした。元町にお寄りの際はぜひ行ってみてください。

Kitchen Nascondino キッチン ナスコンディーノ
〒231-0861 神奈川県横浜市中区元町1-57
TEL:045-264-8338
営業時間:ランチ 12:00〜15:00(LO 14:30)/ ディナー 17:30~21:00
定休日:月曜日、第3火曜日
公式サイト:https://www.facebook.com/kh4993

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