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~テレワークへの挑戦~ 子育てママ社員編

子育てママ社員のテレワーク・デイ 一日密着!

ベルシステム24はテレワーク・デイに433名が参加。子育て奮闘中のワーキングマザーは何を感じたのか?

ナツママ

2017年7月24日(月)は、「テレワーク・デイ」だったのをご存知でしょうか?

(知らなかった!という方は、「~テレワークへの挑戦 予告編~7月24日はテレワーク・デイ。まずはテレワークについて基本情報を学ぼう」をチェック。)

「テレワーク先駆者百選」企業に認定されている当社は、特別協力団体として参画し、役員からコミュニケーターまで、様々なポジションや環境の社員433名がテレワークを実施。ジモタツでは、テレワーク・デイ当日に実施者への密着取材を行い、「テレワークへの挑戦」と題して、その様子を3回にわたってお送りします!

第1回目は、「子育てママ社員のテレワーク・デイ 一日密着」です。

密着させていただいたのは、ベルシステム24で本社にお勤めのユリさんと4歳になるサワちゃん。日々忙しいワーママですが、テレワーク・デイを通して何を感じたのか?そのメリットとは?まずは当日のスケジュールをご紹介します。

AM7:00 いつもよりゆっくり起床。家族と朝食後、保育園に登園

平日は家族と一緒に朝ごはんを食べられないが、テレワーク・デイは一緒の時間を過ごした

まずは家族と朝ごはんです。一般家庭のよくある朝の一コマですが、実はユリさんは通勤に1.5時間かかるため、普段は家族の朝ごはんを用意してから、朝食は一人で済ませて先に出かけます。テレワーク・デイ当日は、朝ご飯を家族と一緒にとることができました。「私も嬉しいんですけど、私以上に子どもや旦那さんが喜んでいるんです。いつもよりゆっくり起きられますし、嬉しいですね。」とユリさん。

朝食が終わると、徒歩10分の保育園にサワちゃんを預けに行きます。

AM 8:30保育園に登園

AM9:00 業務開始。社内オンラインツールとメールで業務連絡。休憩中には簡単な家事もこなす

業務開始。メールで上長に業務開始を連絡。社内ツールで状態を確認できる

AM9:00。通常出勤時と同時刻に、業務スタートし、メールで上長に業務開始を連絡。社内オンラインツールで自身の稼働状況がメンバーに共有されるため、同僚からチャット連絡が入ることも。会議は、電話会議やビデオ会議形式で実施。出社時とほぼ変わらないペースで業務をこなすことができる。「在宅だと予想外のタイミングで声をかけられることが少ないので、資料作成や集中が必要な作業もまとめてしやすいですね。」

休憩時も社内オンラインツールにて報告
テレワーク・デイ当日は業務前に干した洗濯物を休憩時間に取り込み

PM 12:00 昼休憩。昼食を済ませて、時間内で簡単な家事もこなす。「在宅なら休憩時間やちょっとした空き時間に洗濯ものを取り込んだり、簡単な片づけくらいはできるので、時間節約になって助かる」とユリさん。

PM3:00 保育園にお迎え。買い物をして、早めに帰宅したら、子どもとの時間を満喫。

いつもより早いお迎えで嬉しそう

テレワーク・デイ当日はフレックス制度も併用していつもより早くお迎えに行くことができました。いつもは6時ごろのお迎えですが、この日は3時。早いお迎えにテンションが上がるサワちゃん。帰りは、近くのスーパーで買い物をして、徒歩で帰宅。途中、サワちゃんのリクエストで公園に寄り道。いつもなら「急いでるからだめ!」と手を引いて通り過ぎますが、今日はOK。一緒に公園で遊びました。

駅前で買い物をして帰宅
サワちゃんのリクエストで公園に寄り道

帰宅後は子どもとの時間。

「通常出勤の日は子どもと過ごせる時間が2時間程度。やることも多くて、つい『早くして!』ばかり言ってしまうんです。子どもとしっかり向き合って遊んであげるのは、時間も体力もいるのでなかなか作れないのが現実。せっかくなので今日はあえて予定を入れずに子どもとゆっくりします。」とユリさん。

いつもは、同じ遊びの繰り返しになると最後まで付き合えないことも、今日は笑顔で付き合うゆとりも。

密着取材はここで終了。テレワーク・デイ、お疲れ様でした。

エンドレスでお寿司が提供される忍耐型のあそびも笑顔で付き合える

【まとめ】 テレワーク・デイ ママ社員の場合

家族が喜んでくれるのが嬉しい。心に余裕ができ、リフレッシュできる。モチベーションUPにも

テレワーク・デイのユリさんの1日を、普段のスケジュールと比べてみました。

通勤に約2時間かかることもあり、通常出勤日は子どもと過ごせる時間は約2時間。その2時間内で夕食の準備、子どもの食事サポート、お風呂、片付け、寝かしつけ・・・と目が回るスケジュールです。一方テレワーク・デイは、朝ごはんも一緒にとれて、さらに今回はフレックスの併用もしたことで8時間ほどを子どもと一緒に過ごすことができました。

その他のメリットとして、休憩時間などを活用して簡単な家事もできるため、時間節約ができること。また、家族との時間が増えることで家族が喜んでくれたという点も挙げられます。

ユリさん、テレワーク・デイに参加して、いかがでしたか?

「時間に余裕ができたことで、心にも余裕ができるのか、子どもとの時間も楽しめましたし、次の日の仕事もがんばろう、と思えましたね。何より子どもも嬉しそうでしたし、充実感があって、家族間のコミュニケーション活性化にもなる。そういった意味でも家族は喜んでくれたと思います。フレックスを合わせて使えたことも良かったです。これから先、こういった制度をうまく活用すれば、子どもに習い事をさせたり、小学校に上がってもうまくやっていけそうだな、という感覚を持てました。テレワーク・デイに参加してとても良かったです。」

テレワークによるプラス効果を実感しているテレワーカーは6割。制度等が整備されている環境下で効果は出やすい

総務省の平成28年度テレワーク人口実態調査調査によると、雇用型のテレワーカーが『テレワークにプラス効果があった』と答えた割合は約6割。

具体的な効果としては、「業務効率があがった」が49.4%と最も多く、次いで「自由に使える時間が増えた」が44.3%となっている。一方で、マイナス効果として、「残業時間が増える」と答えた割合が46.5%いることも、注目したいポイントです。

また、何らかの「制度等あり」のテレワーカーが「テレワークにプラス効果あり」と回答している割合が約7割なのに対し、「制度等なし」のテレワーカーは約3割にとどまることが分かっています。


総務省の平成28年度テレワーク人口実態調査調査
http://www.mlit.go.jp/crd/daisei/telework/docs/28telework_jinko_jittai_gaiyo.pdf

子育てに限らず、テレワークの時間創出による全体的なプラス効果を実感している率が高く、制度があり、運用環境が整っていると効果が出やすい。当社はモバイルワーク規定があり、業務開始時に遅延なくメールで連絡するなどルールも周知されていますが、こうした運用フローの整備を始め、他制度との併用やケースに応じた柔軟な運用を可能にする環境を整えることが、成功へのカギの1つと言えそうです。

いかがでしたか?
ユリさん親子の楽しそうな笑顔を見ながら思ったことは、「時間の余裕が笑顔を作る」ということ。

ナツママ自身も、子育てしながらテレワークを活用する一人ですが、忙しい日々で優先順位から外れて後回しになっている家事があったり、本当は言いたくないのに「急いで!早く!」ばかり言ってしまうことが続くと、それ自体がストレスになるものです。テレワークでできた時間を有効に活用すれば、精神的にもリフレッシュして、生活に活気を生むきっかけを作れるのだな、と確信した取材となりました。

次回は「オンライン環境が無くてもできるテレワーク」です。乞うご期待。

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