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範囲せまっ!~半径300mグルメマップ【番外編】~ 東林間編

映画の1シーンに迷い込んだような不思議な空間 東林間『ハイカラ雑貨店 ナツメヒロ』の「オオカミ展」に行ってきた!

新宿から小田急線で50分。おしゃれな雑貨屋さんの多い新名所「東林間」の、可愛くて不思議な空間に癒されてみませんか?

なかのひと

社員の居住地半径300mというせま~い範囲の中、100%個人的な視点でイチオシのお店を紹介する企画「半径300mグルメマップ」。今回は、グルメではなく番外編として神奈川県相模原市東林間にある「ハイカラ雑貨ナツメヒロ」を紹介。

「ハイカラ」って素敵な響きですよね。セピア色の懐かしさの中に、どこか新しさも感じさせてくれる…。そんな「ハイカラ」をコンセプトにした雑貨屋さん。お店では定期的に個性的な作家さんの企画展を開催しており、県外からも多くのお客さんが足を運んでくるちょっとした有名店。店内に一歩足を踏み入れると、時が止まったような特別な空間となっていて、ちょっと「おめかし」して足を運んでみたくなるお店です。

「オオカミ展2017」開催中。鎮座する大オオカミ「フルス」。その肉球の秘密とは?

ホッとする光がやさしい、お店の外観

小田急江ノ島線(西口)から徒歩3分、駅から歩いてすぐの場所に、ナツメヒロはあります。通りに面した一角にお店を発見。さっそく店内へ。

壁際には雑貨、お店の中心には「オオカミ展」出展エリア

店内は所狭しと雑貨で埋め尽くされ、青い壁とレトロな電飾(商品)と企画展のディスプレイでキラキラしています。

現在、「オオカミ展2017」を開催中。店内中央に等身大サイズのオオカミ、その傍らにミニチュアのオオカミが。アートドールというフェイクファーや綿、樹脂などを使った作品で、四肢が動かせるようになっています。展示されているポーズまでが作品、ということですね。

アートドール「フルス」生きているようなリアル感と存在感。
毛の1本までリアルで丁寧な作り。瞳がきれいすぎる!
青と茶の瞳と美しい毛並みが細部にわたって表現されている
別の作家のリアルドール作品もあります

大きなオオカミの名前は「フルス」。フルスは一年に一度、このオオカミ展の時だけ作家さんの自宅を抜け出してお店に来てくれるんだそう。この企画展以外では会うことのできない貴重な作品です。フルスの傍らにいる2頭のオオカミのリアルな瞳を覗き込んでいると、時間が止まったかのよう。

一番苦労したという肉球。感触まで再現するこだわりに驚く

細部までリアルにこだわっていて、肢体には肌色をのせてから毛並を整えているんだとか。一番苦労したのは「肉球」。なんと、手触りまでリアルに再現されています。通常は触れませんが、今回、取材という事で、特別に指先で触らせていただくと…表面が少しざらっとしていて、犬の肉球よりちょっと硬め。肉球からもオオカミの力強さを感じることができる、そのリアル感に脱帽です。

オオカミをモチーフにした小物はプレゼントにもおすすめ

フルスとその仲間たちのアートドールは非売品ですが、オオカミをモチーフにした各作家さんの商品が購入できます。どれも数が少ないため、お気に入りを見つけたらぜひゲットしてください。

レザー風ケース付きミラー(左下)とクリーナークロス(右)

化粧ポーチに収まる小さなレザー風ケース付きミラーとクリーナークロスは店主ナツメさんのオススメ。クリーナークロスはメガネ拭きや、スマホクリーナーに良さそう。

2018年オオカミカレンダー。1枚ずつ紙をクリップで束ねている
便箋やラッピングペーパーなどプレゼントにも最適

オオカミ展企画商品、オオカミカレンダーは、広島の作家さんのもの。ビビッドな色使いがお洒落です。その他便箋やラッピングペーパーもあり、どれにしようか迷ってしまいます。筆者もさっそくプレゼント用に購入。

オオカミ、キツネのコラボイラストが入ったメモ。ほんわかする

同じオオカミをモチーフにしても、雰囲気は作家さんによってさまざま。今回の企画展ポスターのイラストも担当しているアーティスト、tamaさんのキツネとオオカミのコラボメモは、ほっこりした優しい雰囲気。キツネは何を考えているのでしょうか。これからの季節、このメッセージカードを貰えたらあたたまりそうです。

オオカミ展 ナツメヒロオリジナルメモパッド。人気商品です

お店には、ナツメヒロオリジナルのオオカミ展企画商品も。企画展の人気商品、オオカミのメモパッドもオリジナル商品の1つです。「ナツメヒロ」という店名は、アーティストであり店主の「ナツメ」さんと「ヒロ」さんご夫婦のペンネームから。ヒロさんがデザインし、ナツメさんが作成しているそう。

常設のナツメヒロオリジナルアクセサリー。アガチッソという軽い木を素材にしている
無邪気に寝ているオオカミのイラストがお洒落なマグカップ
かっこいい!モノトーンを貴重としたスタイリッシュなアイテムも

モノトーンでスタイリッシュなオオカミの作品を集めたコーナーは、店の雰囲気と相まって、まるで洋館の1室、映画のワンシーンのようです。すりガラス素材が雪原を想わせるマグカップが目を惹きます。

その他にも、デフォルメされたオオカミの人形やモフモフのブローチなど、アーティストごとに異なるオオカミ作品を眺めていると時間が何時間あっても足りません。

オーナーのこだわりが詰まった店内は、時間を忘れる癒しの空間

店内の雰囲気のある素敵な照明にもこだわりを感じます

取材に訪れた日はあいにくの雨。でもお客さんの足は途切れることはありません。それぞれが店内でゆったりと過ごしている模様。店内に流れるBGM は「トイ・ミュージック」。おもちゃの楽器が奏でる音楽は、雨の憂鬱ささえも、静かな、贅沢な時間に変えてしまう。こだわりが行き届いた店内には特別な空気が流れています。

「『ハイカラ』と聞くと、レトロな感じを連想するかも知れませんが、それだけではなく、私たちが好きなものをセレクトして置くようにしてるんですよ。」と、ナツメさん。

お店をはじめたのは今から5年前。ご自身のアート作品を観てもらう場として相模原市は淵野辺でアクセサリーの工房兼雑貨店を開いて約1年、その後、東林間の雑貨店との縁がありこの地に移ってきたんだとか。

今回のオオカミ展は、今年で3回目を迎える人気の企画展。『いきもの』に関連した企画や商品が多いのは、もともと猫好きなナツメさんが開催した企画展を機に「キツネ展をやりたい」「オオカミ展を観たい」といった声が増え、それに応えているうちに、出展作家さんやそのファンの方々とのつながりが広がっていったからだそうです。

作家さんの作品は1点ものが多いので、最新の商品情報はSNSでこまめにアップされているとのこと。SNSでは、企画展に訪れたファンの方の写真も見られるので、足を運べない方もぜひ覗いてみてください。

実はおしゃれな雑貨屋さんの新名所。東林間を散策しよう

小田急相模・東林間・相模大野の「いつでもおさんぽマップ」
出展:いつでもおさんぽマップ

実は雑貨店、工房が8店舗も軒を並べる東林間。その他にもお洒落なカフェなど魅力的なお店も多い街なんです。この日来ていたお客さんも、SNSでおしゃれなスポットがあると知り、東林間めぐりをしている途中だと話してくれました。相模原・東林間・相模大野地区を案内した「おさんぽマップ」も制作していて、ナツメヒロでもお客さんにお渡ししているんだとか。お店を訪れる県外からのお客さんも、このマップを見て東林間を満喫されているそうです。

「ジモトのお客さまも意外と知らないんですよ。県外からきたお客さまにもオススメできる場所が多い、素敵な街だと思います。」とナツメさん。

このお店を中心に、新たなムーブメントも生まれつつある予感。新名所・東林間のナツメヒロ。日常から抜け出して、可愛くて不思議な世界で癒されてはいかがですか?

ハイカラ雑貨店ナツメヒロ
〒252-0311 神奈川県相模原市南区東林間5-16-20
TEL&FAX:042-812-4726
営業時間:12:00~19:00
定休日:火・水・祝
公式HP:http://natsumehiro.com/

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